50年ぶりに訪ねた恩師の奥様からいただいた寒あやめです。
タイトルは、「夫唱婦随」です。
婆様のネギ畑の端に菖蒲が植えてある。雨を受け見事に咲いている。
婆様のネギ畑は、私が移住して満4年間収穫されてはいない。越年のネギである。
婆様の息子の大工が、「ネギの盆栽」と言っている。
今日のタイトルは、「助けてやる」です。
平茸菌500株、栗茸菌250株を買っていた。打ち込み用のΦ8.5mm専用ドリルも買っていた。
一昨年切った桑の木(60cm径)の枝に植えようと計画していました。
菌の袋に書かれている説明書きには、少なくとも梅雨前には、木に打ち込むようにとあった。
長さ4mx径300mmの桑の木を軽トラックに積み込み、荷台で菌の打ち込み作業をした。
菌(径8mmx15mmの木片)を半分ずつ打ち込んだ。5cm間隔で木の全周に打った。
ドリルの音を聞いて、隣の婆様が観察に来た。腰を痛めんなよ。母ちゃんが泣くからなと注意された。
平茸菌が余ったので、1m(径30cm)の桑の木を2本、森から運ぼうとした。
その時、婆様が「助けてやる」と空の一輪車を押してきた。
一人じゃ可哀そうだ。遠慮なく一輪車を使わせていただいた。
婆様の畑と隣接する畑の草刈をしろと、付け加えることを忘れなかった。
それは、一昨日のこと。昨日の朝から、4時間かけて婆様に言われた畑の周囲の草刈をした。
ついでに、隣の畑のイチジク周りの草も刈った。刈れないまま、1mの高さになっていた。
つるを伸ばすかぼちゃの周りに、大量の草をマルチとして敷くことができた。
一輪車で運んだ桑の木には、蟻が巣作りをしていた。
木の皮を剥がして、残りの菌を打ち込んだ。
友人に菌を打ち込んだ桑の木は要らないか打診した。運べる木なら欲しいと言うので軽トラで運んだ。
友人は、種菌は木の皮と幹との間に増殖し、キノコを生やすと言う。
知らぬとは、恐ろしいことである。
蟻に唇を刺された。口回りが腫れあがり「あひる口」になった。
コーヒーでも飲んで行けと誘われたが、話すことができないのでと、断って帰ってきた。
一昨日と昨日の作業で、両二の腕の筋肉はパンパンである。
妻がゴルフをしたいという。迷っていたが、行くことにした。
電話に出たゴルフ場の支配人の声は、明らかに喜んでいた。
婆様を助けることはあっても、助けられることがあろうとは思いもしなかった。
一輪車に載せていたバケツを降ろして押してきた婆様の顔は、笑っていた。
日々大事 畑に出かけ 妻も来る
2020年6月24日