故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

助けてやる

2020-06-24 01:32:05 | よもやま話

50年ぶりに訪ねた恩師の奥様からいただいた寒あやめです。
タイトルは、「夫唱婦随」です。
婆様のネギ畑の端に菖蒲が植えてある。雨を受け見事に咲いている。
婆様のネギ畑は、私が移住して満4年間収穫されてはいない。越年のネギである。
婆様の息子の大工が、「ネギの盆栽」と言っている。


今日のタイトルは、「助けてやる」です。
平茸菌500株、栗茸菌250株を買っていた。打ち込み用のΦ8.5mm専用ドリルも買っていた。
一昨年切った桑の木(60cm径)の枝に植えようと計画していました。
菌の袋に書かれている説明書きには、少なくとも梅雨前には、木に打ち込むようにとあった。
長さ4mx径300mmの桑の木を軽トラックに積み込み、荷台で菌の打ち込み作業をした。

菌(径8mmx15mmの木片)を半分ずつ打ち込んだ。5cm間隔で木の全周に打った。
ドリルの音を聞いて、隣の婆様が観察に来た。腰を痛めんなよ。母ちゃんが泣くからなと注意された。
平茸菌が余ったので、1m(径30cm)の桑の木を2本、森から運ぼうとした。
その時、婆様が「助けてやる」と空の一輪車を押してきた。
一人じゃ可哀そうだ。遠慮なく一輪車を使わせていただいた。
婆様の畑と隣接する畑の草刈をしろと、付け加えることを忘れなかった。
それは、一昨日のこと。昨日の朝から、4時間かけて婆様に言われた畑の周囲の草刈をした。
ついでに、隣の畑のイチジク周りの草も刈った。刈れないまま、1mの高さになっていた。
つるを伸ばすかぼちゃの周りに、大量の草をマルチとして敷くことができた。

一輪車で運んだ桑の木には、蟻が巣作りをしていた。
木の皮を剥がして、残りの菌を打ち込んだ。
友人に菌を打ち込んだ桑の木は要らないか打診した。運べる木なら欲しいと言うので軽トラで運んだ。
友人は、種菌は木の皮と幹との間に増殖し、キノコを生やすと言う。
知らぬとは、恐ろしいことである。
蟻に唇を刺された。口回りが腫れあがり「あひる口」になった。
コーヒーでも飲んで行けと誘われたが、話すことができないのでと、断って帰ってきた。

一昨日と昨日の作業で、両二の腕の筋肉はパンパンである。
妻がゴルフをしたいという。迷っていたが、行くことにした。
電話に出たゴルフ場の支配人の声は、明らかに喜んでいた。

婆様を助けることはあっても、助けられることがあろうとは思いもしなかった。
一輪車に載せていたバケツを降ろして押してきた婆様の顔は、笑っていた。

日々大事 畑に出かけ 妻も来る

2020年6月24日
コメント
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