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絵のタイトルは、「去る者は追わず来る者は拒まず」です。
悩んでも、開けぬ夜はありません。
今日のテーマは「嫉妬」です。
自分より、優れたものを持っている人に抱く気持ちです。
中島みゆきさんの詩のいくつかに、嫉妬を前面に出したものがあります。
抉るほど忌々しく、心の奥底をさらけ出し、優れた詩になっているように感じます。
漱石の「こころ」にも同様のものを感じます。
彼女は、応援歌も多く書かれています。
憧れて入ったエンジニアリング会社でした。
優れモノがいっぱいいました。
途中入社の私は、本流(燃料関連)の仕事にはつけませんでした。
上司は、後に社長に、また役員になられました。
役員の方から、二度リストラされました。
その会社に残りたかったので、恨みました。
一カ月待つからどこか探して来たらと、人事の方から話がありました。
会社の友人の知り合いの方でした。
結論から言うと、リストラされてよかった。
一カ月のうちに見つけた会社は、エンジニアリング会社に入る前の会社でした。
出戻りは、肩書も給料も上がっていました。
リストラされて給料をあげたのはお前だけだと、同僚に言われました。
それからが大変でした。
10年後にエンジニアリング会社に戻り、またリストラされました。
リストラされていなかったら、今は当然ありません。
大きな会社の「成功者」で終わっていたでしょう。
中島みゆきさんの歌には、成功者と脱落者の対比が描かれています。
脱落者の恨みつらみが素晴らしい。
ある視点から見ると脱落者です。
ところが、時間のフィルターを重ねると成功者になっているかもしれない。
脱落したからよかった。頑張ることができた。違う人生を味わうことができた。
世の中を形成しているのは、成功者だけではありません。
中島みゆき作詞・作曲の「シュピレヒコール」がデモ隊のバック音楽に流れていた。
そんな時代もあったねと、皆が元気に立ち直っています。
嫉妬で自分を死なせてしまうのは、哀しいことです。
悶絶するように苦しんだ挙句、涙も枯れた頃、こんなことを続けてられないな。
二枚目でなくてよかった。ちんちくりんでよかった。貧乏人でよかった。
他の世界を知らぬものの遠吠えだろうが、構わない。
買った訳じゃないけど、頑張った。
嫉妬を大いに勧めます。
そして、自分なりの方法で立ち上がれ。
私が描く似顔絵では、あなたはヒーローです。
男とは 大小じゃない 輝きさ
2020年9月6日
<<あとがき>>
私は結婚前多くの女性と付き合いました。
どれも実りませんでした。
すべての女性が、私を強くしてくれました。
恥ずかしながら、感謝しかありません。