故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

我慢が効かない

2020-09-22 05:51:08 | よもやま話

拝島駅近くの「玉川上水の桜」(タイトル)です。
ここは、偉い人が灌漑用水として私費をなげうち造成した玉川上水です。
トイレもベンチもいっぱいありました。
近所の方たちも、この上水が大好きなのでしょう。
散歩道(玉川上水側道)に花を植えられ、草を抜き、掃き清められていました。
老若男女、多くの方が散歩されていました。私も大好きでした。


久しぶりの投稿となりました。
木金土と忙しかった。
農業は、夏のなごりの片づけと新しい作付けに追われました。
早朝の農業で疲れた体を癒すはずのカフェが忙しかった。
毎日、ピザを仕込むことになった。仕込むと言っても4枚です。
ピザの生地を練り始めて、トッピングをしラップをして冷凍庫に保管するまで4時間かかります。

今日のタイトルは、「我慢が効かない」です。
中でも土曜日は大変でした。2組(昼、夜)18人(昼7人、夜11人)の予約がありました。
お任せ料理を出す。妻と二人で分担して作る。前菜に始まり、コーヒーで締める。
約7種類の料理と飲み物(デザート付き)を出します。ワンプレーとではなく、すべての料理の器が違う。
器を出しては、回収する。料理の間に洗い物をする。
若者たちのグループ(平均20代)には、特に多く出します。難なく腹に納まっていきます。
4時に始まり、9時半を過ぎても終わりません。おまけに、締めの飲み物がココア11杯でした。
温かいココアを飲ませて上げたい一心で、30分近くかかりました。
流石に、代表者に苦言を言いました。(もっと、早く終わって)

カフェに来られるお客さんの滞在時間は、平均3時間です。
我カフェは、2組も来られるとてんやわんやです。木曜日には、3組来られました。
コーヒーを出すのが遅れました。「遅い」とお客さんの顔に書かれていました。
何処にも行く当てのない田舎です。2次会に行くにも困ります。
あっても、ビール1杯1000円ではね?盛り上がった若者は困ります。
よくわかりますが、早朝から働き詰めの身体にはこたえます。

今日とて、若者が来て、「ランチ」をお願いします。この人は、いつもそうです。
ランチなんてメニューにない。事前に言ってよといつも思います。常にサービス超過となります。
お腹を空かせているだろう。野菜が足りないだろう。私達の人の良さを期待されています。
同じように行くところがない。5時間もいて、ギターを抱えて来て延々と歌っている。
私は、相手をしないことにしました。
料理を作ったあと彼らが帰るまで4時間もあり、空き家3軒の草刈ができました。
草刈り機の燃料タンクに継ぎ足すこと5回。普通は1回でやめておく。それ以上は危険です。

こんなことは続かない。常に閉店を考えてしまいます。
田舎には、若者が集まるところがない。
公民館、市役所の会議室、小学校の体育館、農業施設と使われないスペースはいっぱいあります。
都会の人にとっては、あこがれの緑だらけです。
残念なことに、桜は植えてもベンチが一つもありません。
公園は、草だらけ。健康のため散歩を勧めるも、公共トイレがありません。
それが見えたので、カフェを始めました。
まったりと時間を過ごされて行かれます。
2反歩の畑で採れる野菜は、カフェのおまかせ料理だけでは消費不可能です。
来られるお客さんに無料で配ることになる。出来の良いものからとなります。

「我慢が効かない」年代です。
田舎の人に言いたい。
本気で人を増やしたいと考えるなら、他の普通の田舎に行って来たら、あるいは住み替えたらと言いたい。
田舎の人とて、観光地にしか行かない。すべてにおいて困るからです。
一過性のイベントを打つより、ベンチやトイレを作るのが先ではないでしょうか。
滞在時間を延ばしていただく工夫が足りない。
遠くから来て、お好み焼きとピザをテイクアウトしてくださいました。
「食べるのに、適当な場所を教えてください」と聞かれました。答えようがありませんでした。

若者に言いたい。
あんたら、家飲みをしたことはないんかい。
どれほど大変か。親たちの姿を見て来ただろう。もう、近所の人たちが寄り合うこともないのかな。
点から点の移動ばかりして、便利ばかり追いかけて、そうはいかないのだよ。
自分たちの居場所づくりを本気で考えたら。
自分たちの次の世代のことを考えてください。
幼稚園や小学校から帰ってきた子たちが、外で遊ぶ風景はごくまれです。
戸外で、子ども達のはしゃぐ声も、泣き声もありません。
ばあさんや、いくら孫が可愛くたって、小学校までお迎えはないのでは。
少ないからと言って、子どもを甘やかさないでと言いたい。
いずれ、「孫になんぼつかませたら」と思案するようになるのに。

我慢が効かない。でした。

人の良さ 草も枯葉に も限界

2020年9月22日

<<あとがき>>
良いことを思いついた。空き家をただ遊ばせておく必要がない。
害になりつつある竹を伐って、ベンチと椅子を作って、空き家に置こう。
ついでに、かまぼこ板で巣箱を作り、空き家の木にぶら下げよう。
木々に名札を付けよう。空き家の庭を公園にすればよい。
ここの人たちがやらないのなら、自分でやろう。
トイレは、カフェのトイレを使っていただけばよい。
今度は、独りではやらない。この地の暇な人を総動員します。
区長に提言します。
コメント
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