故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

誰もが同じ苦労

2020-09-26 12:36:19 | よもやま話

絵のタイトルは、「息子」です。


少しでも良い暮らしがしたい。
楽しく生きたい。
あなたは、そう言いました。
営業で入った会社は、適当な冗談が言えないと辞めてしまいました。
次の会社は、人とは関わらぬ仕事を選びました。終日、コンピューターとにらめっこの仕事でしたね。
やってもやっても終わらない仕事でした。自分の能力を超えてる仕事をさせられてる。
疲れ果て、辞めましたね。

今日のタイトルは、「誰もが同じ苦労」です。
あなたは、とうとう自分に合う仕事を見つけられました。
ノルマはない。社内の人の役に立つクレーム対処技術の編集作業の仕事でした。
ほとんどコンピュータ―に向かっている仕事です。
クレーム対処をどうしたこうしたと、社内の人の苦労が分かる。
時々、社内の人と確認の会話はしている。
あなたは、ずいぶん落ち着いてきました。そして、少し自信もつきました。

お金もあり、地位もある。
誰かに仕事をさせ、使いきれない金が稼げる。
あなたは、そんなことが希望でした。
親の土地に、アパートを建て、家賃収入で暮らすのが学生時代の夢でしたね。

貧乏人もお金持ちも同じことをする。
食べる。消化したのちに排便をする。そして寝る。
誰もが避けては通れない毎日のことです。
あなたも同じ苦労をしています。

もう一つ同じ苦労があります。
楽しいかどうかです。
金がたくさんあっても、増やすことばかり考えていたら、苦労は尽きません。
持ってるゆえに、騙されるんじゃないか、殺されるんじゃないかと猜疑心や恐怖に晒される。
一方、借金もなく暮らすだけのお金があれば、毎日楽しく団らんを囲めるかもしれません。
あなたは、後者ですね。
楽しいと思うことがありますか。

どうせなら楽しく生きてはどうでしょう。
汗を流すから腹が減る。一生懸命働くから太ることもできない。
心配がないから、毎日ぐっすり眠れる。
同じ苦労をするなら、ささやかながら幸せ者がよい。
皆が、そう念じています。
アパート経営より、会社でこづかれ家でも肩身が狭い想いのほうが、よくはないですか。

同じ苦労以外のことは、人それぞれです。
仕事が辛い、あるいは楽しい。
家に帰れば、待ってる家族がいる。
仕事ばかりにうつつをぬかして、いまだにひとり者。

原点に帰ってください。
皆が同じ苦労をしている。それだけは、他の誰かがやってはくれない。
その苦労は、あなた自身のためにあなたが生きるためにやることです。
食べ、出し、そして寝る。
あなたは、生きているからできることです。

来ぬ客の ためにと今日も ケーキ焼く

2020年9月26日
コメント
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