さいきんの流星光
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「NHK スペシャル」という番組で、

の工場で働く若者を見た。

YouTubeですね。

ちょっと古めの映像っぽかった。

ナレーションの有名な俳優さんの声は、

僕が最後にテレビで見た時よりもかなり若かった。

なので、10年以上前かな?


古いけど、本質は同じだと思うので

モチーフとして取り上げたいと思います。


映像の中の若者は、

20代前半から30代なかばの若ものたち。

期間労働者ということで

携帯電話の配線を手作業で組み立てていく工場で

まいにち細かい作業をする仕事につくことになった。


でも、親会社の意向で、

部署がなくなったり、

予定していた作業内容がいきなり変わったりで

ストレスがたまる。

辞めて転職する若者も多い。


本人たちは、

現在の仕事に固執するわけでもなく

要は


給料さえもらえれば何でもいい。



手先が不器用なAさんは、
仕事が嫌で、転職をする。

自動車工場、かなりキツイ仕事らしい。


でも、

「これをやるしかありませんよ。
あなたもう35歳なんだし、もう他にはお仕事ありませんよ」


とか言われてる。


崖っぷち。


若いBさんは、
工場でムカつくことを言われて
部品を床に叩きつけてしまった。

怒られた。

「でも俺は悪くない」としか言えず、

クビ。

実家に帰って、転職するも長続きせず、

まいにちゲーム三昧。



とにかく、

どんどん生活レベルが下降していってるように見える若者たち。


まだ、工場勤めで何とかなってるけど、

僕は見ていて、

「ああ、ホームレス予備軍だな」

と思った。



なぜそうなったか。



まず、

「崖っぷち」って書いたけど、

本当にそこが崖っぷちなのか?って思いました。


もっと先に、大きな崖っぷちがあって、

みんな崖っぷちから落ちて、

いま、ここにいるんじゃないかって気がしたんです。


この仕事でなくてはいけない訳じゃない。

お金さえもらえれば、何でもいい。


雇う側からしたら、誰でもいい。

そんな雇用関係に将来はない。


彼らが、

「何でもいい、給料さえもらえればいい。
その日暮らしでもいい。
フリーターでもいい」


そう判断した時点が、本当の崖っぷちだったのではないかって思いました。

人は、つーか企業は、将来にお金を払う…気がするんだよね。

どこだって、どんな職業だってそうだと思うんスよ。



駆け出しの役者がいたとする。

まだ役名がある役は、やらせてもらえなくて
エキストラやったりもする。

でも、製作サイドは、お金を払う。
確かに誰でもいい、
その辺あるいてる若いのつれて来ても事足りる。

でも、そいつが将来、
役者で飯食っていきたいかどうかが重要なんだと思う。


生涯、この道で生きていきます!って言ってる人に
上は給料くれるんだよ。


若い人は、そりゃ使い物にならないよ。

でも、10年後の中堅どころを育ててるつもりだから
お給料くれるんだと思うんだよね。



お給料さえもらえれば、どんな仕事でもいいって、
そういう仕事選んじゃった時点で、
すでに崖を転げ落ちてるんじゃないかって思う。


やりたい道に進んで、新米のペーペーの給料は、

コンビニのアルバイト料より少ないかもしれない。

でも、一人の人間を育てるってことで
上はお金出そうって思うと思うんだよね。


僕が若いころは、

フリーター全盛時代で。

就職するよりも、自由なフリーターでいる方が楽だぜ!
って時代でしたけどね。

僕は、漫画の道に進めてよかったと思ってます。


どんな道でも、「これをやりたい!」っていう事があるって

すごく幸せなことだと思います。



長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました!

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