さいきんの流星光
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 最近、また池袋で、高齢ドライバーが事故を起こした。最悪なのは、若いお母さんと小さな子供が犠牲になったということだ。

 この事件を受けて、高齢ドライバーについて考えてみたい。

 実を言うと、うちも高齢ドライバー問題をかかえているのだ。実家に暮らす僕の両親は、ともに80代である。

 母親は、10年ほど前に早期がんが発見され、切除手術後、5年間再発がなかったということで、とりあえず安心という事にはなったのだが、がんの告知をされたとたん大きなショックを受けて鬱病になってしまった。

 鬱のほうも、だいぶ回復してきたのだが、本人的には全然もとの状態には戻っていないと言う。

 いったん発症した病気が、いつまでも治らないということで、ますます鬱な気持ちになってしまうのだろう。

 ということで母親の説明が長くなってしまったが、母親は運転は、もうやめたという事が言いたかった。



 だが、父親は、86歳でまだハンドルを握っているのだ。

 本人的には、まだ大丈夫と言っているようだ。

 周囲が、「そろそろ免許を返納した方がいいのではないか」と何度も進言しているのだが、言えば言うほど本人は、「大丈夫」を繰り返すばかり。

 そればかりか、自分はこんなにも確かな運転ができるのだぞ、という事を示すかのように、妹などの家族が乗っているときに、急発進、急ハンドルを切ったりして、10代の若造のような運転をするというのだ。

 そうこう言っているうちに、ようやく今年の冬の誕生日まで乗って、免許は返納するという約束をしたという事らしい。

 僕は、妹から伝え聴いただけで、長男のくせにまったく感知していないというのは何とも無責任なんだけど、まったく実家にも帰っていないので仕方がない。



 誰かがテレビでこう言っていたらしい。

「運転をやめさせなかった加害者の家族にも責任がある」


 確かに、そうかもしれない…。気持ちがずーんと重くなるよ。


 ぎりぎりなんだよな。

 他の人間が起こした事件を理由に、「はい今すぐやめろ」と強制的にやめさせるのはどうか、とも思う。

 いつかは、運転はやめなければならない。

 例えば、どこかの誰かが、自転車に乗っていて、どこかの年寄りにぶつかって死なせてしまった。

 だから、自転車の運転をやめてほしい、と家族に言われたらどうだろう。

 僕も、「自分は大丈夫だから」と言うだろうな。


 オートマティックになってから、こういう事故が増えた、という人もいますね。
 この動画の人。

【高齢者ドライバーの事故について】【池袋車事故】【ジョーブログの炎上】豆を煎りながら

from
Dangerous爺ちゃんねる



 とにかく、僕のスタンスとしては、父親はボケてもいないし認知症でもない。自分の運転について、正しく認識していると思っている。(今のとこ)

 そして、今年の冬に、免許を返納すると約束している。それまでは、じっと待つのがベストではないかと思っています。

 ベストではないか。ベターか。

 もし、父親が事故を起こして、それが人身事故で、人の命を奪うようなことになったら…。ベターだったなんて言えないけれども。

 そう考えると怖いけど。

 もし、そうなったら終わりだと思ってます。僕たち家族は、加害者家族になります。両親が老人介護施設に入ろうと貯めていたお金も、たぶん無くなります。生活が、一変します。

それだけのリスクを冒しながら生きているという事は知っておいてほしいけど、

いきなりそういうメール送りつけるのもな~。

という事でタイミングを見計らっているところ。



東池袋自動車暴走死傷事故(Wikipedia)

池袋死亡事故 ブレーキ「異常なし」

池袋事故から1週間、処罰求める署名サイトも…乙武氏「運転していた方に怒りをぶつけるのがベストではないのでは」(AbemaTIMES)


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長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました! <(_ _)>

流星光ツィッター

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