サパの一歩手前、ラオカイ駅には夜の7時半頃に到着しました。
残念ながら、雨。
ここからサパまでは山道を車で走ること1時間半くらい。
まだまだ道のりは遠いです。
ラオカイ駅周辺は想像していたよりもずっと拓けていて、お店やホテルが立ち並んで賑やかでした。
翌朝もまた雨…。
雨と霧に煙る風景です。
町の中心部のローカルなお店にて鶏肉のフォーで朝ごはん。
この雨の中、予定通りカットカット村へ3kmのトレッキング開始。
霧が立ち込めてせっかくの景色が見えません!
でもサパのお天気はとても不思議で、霧がさぁ~っと立ち込めて数メートル先も見えなくなったかと思うと、また数秒後には霧がさぁ~っと晴れて景色がくっきり見えたりします。
気温も寒くなったり、暖かくなったり。
山のお天気は変わりやすいといいますが、ここまでコロコロ猫の目のように変わるお天気を体験するのは初めてです。
その日はずぶ濡れになりながらも、トレッキング後にビクトリアホテルにて優雅にお茶。
暖炉の前の席は奪い合い状態です。ううっ…。
明日のトレッキングはどうしようか。
12kmって言ってたからなあ。雨の中12kmは嫌だ…。
そして翌朝。
昨日のお天気が嘘のように晴れています!
午前中はそれでもまだ霧が出たり晴れたりで予測不可能なお天気でしたが、午後にはすっかり晴れになりました。
昨日の3kmですでに筋肉痛&膝痛を抱えていますが、気合を入れなおしてGO!
晴れているとこんなにも綺麗なのです。
道々、次から次へと少数民族の子供たちのセールス攻撃にあいます。
モン族の子供。
途中から舗装された道を外れて山の中へ…。
同じトレッキングツアーに入っていた韓国人のおばさんがものすごい健脚で、地元のガイドよりも先にどんどん進んでしまうんです!
おまけに敢えて大変な方、大変な方の進路を選ぶし。。。
昨日の雨のせいでぬかるんでるので、靴はドロドロ。
かなり大変な行程でした。
ラオチャイとタヴァンという2つの村を通過していきます。
途中こんなかわいい光景にも。
こちら、赤モン族かな?
村々の風景は、まさに「マンガ日本昔話」の世界!桃源郷のようです。
子供たちは昔ながらのビー玉で遊んだり、犬と一緒に段々畑でドロドロになって遊んでいます。
民芸品を作る女性達。
トレッキングを終えてサパの町の中心部に戻ると、現実に引き戻されます。
バイクが走り回り、観光客向けのショップが立ち並び、ハノイさながらの喧騒です。
こちらサパ教会。
帰りの列車の中ではひたすら爆睡。
お陰で帰りは例の食堂車の偵察を忘れてしまいました。。。
感想:
確かに景色は綺麗でした。
民族衣装を着た子供たちもかわいかった。
でも、いいんだろうか、ツアーでドヤドヤ村に立ち入るこの状況は。
少数民族の人たちも明らかに昔ながらの生活を捨て、観光客相手の商売で生計を立ててるし。
子供たちは学校にも行ってないけど、上手に英語を操ってセールスをしている。
なかなか複雑な思いを抱いたサパ旅行でした。