地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

年末年始

2013年01月04日 | Weblog
年がら年中夏のインドネシアでは、師走とかお正月とか、そういった感慨は全くない。
四季がある日本はやっぱりいいなと思う。

で、まったくそんな気がしない大晦日、S木さんとチャイナタウンへ。
私は2回目なので特に写真を撮ってないけど、チャイナタウンが初めてのS木さんは珍しそうにパチパチと撮っていた。

そして漢方薬局のお店にて、S木さんが「お肌がきれいになる漢方を買いたい」と言い出す。
「でも漢方って問診とか受けてからじゃないと買えないでしょ」と言うと、「え?そうなんですか?」と。

…。普通そうやろ。


果敢にもS木さんは漢方を調合しているおじさんに筆談開始。

「美肌」

う~ん、わかりやすい。
けど、美肌と一口に言ってもにきびをなくしたいとか、美白したいとか、色々あるはずよね。
とりあえず、横から私が必死でインドネシア語で「皮膚がきれいになるやつ!」と説明。

するとおじさんはその横に書いた。

「美容」

「皮膚」

そうそう!一応通じてるやん!


が、案の定、「奥で問診受けてから」と言われる。
店の奥には白衣を着たおじさんがおり、他のお客さんへの問診を行っていた。

私:「ねえ、マニラにもチャイナタウンあるから、ここで処方箋だけ書いてもらってマニラのチャイナタウンで買えば?」
S木さん:「あ、それだったら最初からマニラで買えばいいのかも…。」


…。その通り。


ちなみにここはインドネシアのチャイナタウンなので、インドネシア語か中国語しか通じない。
この環境下、問診を受けるのは至難の業である。
フィリピンのチャイナタウンの方が英語が通じる確率は格段に高いぞよ。

と言うわけで、「ありがとうございました~」とおじさんたちにお礼を言って退散。。。


その後混沌とした商店街へ行き、S木さんは中国式のポチ袋を購入。
結構かわいいデザインのがあった。
私もベトナム時代はポチ袋を買って、新年には縁起の良い赤いお札を入れて事務所のスタッフにあげたけど、イスラム教徒の間ではそんな風習はないので買わなかった。

ちなみにチャイナタウンでは、「ブラパ(いくら)?」とインドネシア語で質問すると、答えは「ウー・チエン」などと中国語で返ってきたりした。
まあ、数字ぐらいは分かるからいいけど…。
でも念のため、しつこくインドネシア語で、「リマ・リブ・ヤ(5,000よね)?」と確認させて頂いた。



さて、チャイナタウンで一番の収穫。
それは、このボカシオイル!




ボカシオイルとは、バリのナチュラル万能薬。
虫刺されや皮膚炎には直接塗ってもいいし、胃腸の調子が悪い時はコップ1杯の水に数的垂らして飲んでもいい。
肩こりや筋肉痛にもいいらしい。

ココナッツオイル、シナモンオイル、ペパーミントオイルなど、数種類のオイルと200種類以上(?)の薬草がブレンドされてるらしく、香りがとてもいいので私はお風呂に2~3滴入れて使っている。
ちなみにインドネシア人と共同開発したのは、琉球大学の教授だとか。

バリのお土産物屋さんで買ったら1本900円ぐらいもしたものが、チャイナタウンの薬局ではなんとたったの200円!
しかも値段もいい加減なようで、お店のおばちゃんに「この小さい方いくら?」と聞いたら、奥にいたお父さんに「これいくら~?!」と叫び、お父さんが適当に「20,000ルピア」と答えた感じ。
即買い。

今度からボカシオイルはチャイナタウンで買おう。
いや、もしかしたらもっと安く手に入る場所があるのかもしれない。
ジャカルタでも薬局などで売っているとネットには書かれていたが、まだ見かけたことはない。


お買い物の後は、カフェ・バタビアでランチをし、トランスジャカルタに乗って帰ってきた。


S木さんは夜の便でマニラへ帰国。
私は自宅で「紅白」を観て、いつも通り就寝。
ちなみに日本とインドネシアは2時間の時差があるので、「紅白」が終わり、「ゆく年くる年」が終わってもまだ夜の10時でした。


そして翌、元旦。

うかつにもほぼ「寝たきり」のお正月を過ごしてしまった…。
なんでこんなに寝れるのかと思うほど、1日中爆睡。
自分の前世は犬じゃないかと時々思う。

夕方から反省して料理を始めた。

お昼ご飯には「お雑煮もどき」を作ったが、よりお正月気分を味わうために「ぜんざい」を作ることに。
年末に日本食材スーパー「パパイヤ」で購入しておいた、井村屋のあずき缶を薄めるだけなんだけど…。




同じく「パパイヤ」で買った「サトウの丸もち」を入れて。





それから同じときに「パパイヤ」で買っておいた豚ひき肉を使って豚まんを作ることに。
肉まんではなく、正真正銘の豚まんだ!

蒸し器がないのでお鍋で蒸してみると、ちょっと型崩れが…。




小麦粉のせいか、それともヤシの実からとった赤いお砂糖を使ったせいか、結構生地が黄色いというか、茶色いというか。


炊飯器でも蒸してみたけど、特に仕上がりに変わりはないかも。




何年振りかに作ったけど、見た目はともかく、結構おいしくできた!



そして余った具は、余って冷凍していたシューマイの皮で包んで冷凍保存。






当分保存食で生きていけるだろう。

こうして私の元旦は終わった。

2日目は美容院と会食。
3日目は午前中にビクラムヨガに行き(久しぶりすぎて腰が痛くなった)、夜はチャイナタウン近くの餃子と小龍包のお店で会食。
あっという間に終わった3が日であった。



余談:アパートの1階のコンビニで売っていた「改良卵」を初めて買ってみた。




これ、サルモネラ菌ゼロで作ってあるので、生食ができるのだ!
6個入り約250円と、普通のスーパーで売ってる卵よりお高いが、これでインドネシアでも夢の卵かけごはんができる!


今年も食生活が充実しますように…。

バンドン2日目

2013年01月04日 | Weblog
翌朝、ホテルでたっぷり朝食をとり、チェックアウト。

向かった先はアウトレットショップ。
事前に人から「日本人好みの品ぞろえ」と聞いていた、UPTOWNという名前のお店へ。

確かにZARAやBanana Republicなどの洋服も置いてあり、お得感いっぱい。
いくつか試着してみたけど、残念ながらいいと思ったものはサイズが合わず、何も購入せず。
それほど物欲もわかないし。
S木さんとN里さんは気に入ったものがあったようで、ちょこっと買い物してた。



アウトレット屋さんの後は、UPI(インドネシア教育大学)があるエリアへ。
私が買いたいものは、ずばり、焼きいも。

以前、スメダンに出張した時に買って帰った、あの甘~いさつまいもがほしい!
そして、家で蒸してもあまり甘くならないから、すでに石焼き芋にしてある状態のものを買いたい!

デディさん情報で、イモ屋さんはUPIの近くにあるというので、探しに行った。
UPIの前にはパイナップルを売る屋台がずらりと並んでいたので、どうやらこの辺はパイナップルの産地でもあるらしい。


みつけたお芋屋さんは1件だけ。
ちゃんと”Ubi Bakar”(焼き芋)と書いてあるので、焼いたやつも売ってるはず。




横ではフルーツも売ってるので、別にお芋屋さんというわけでもないのか。





おばちゃんに「焼いたやつ2キロちょーだい」と注文し、量ってくれているところにカメラを向けると嬉しそうにケラケラ笑ってた。





ちなみにお値段は1キロ15,000ルピアなので150円弱。
スメダンとかチアンジュールあたりで買ったときは1キロ20,000ルピアだった。

買った熱々のお芋をS木さんとN里さんに味見用におすそ分けし、運転手さんにもおすそ分け。
残りは持って帰って冷凍保存するのだ。



さて、バンドンも渋滞がひどいので、そうこうしてるうちにランチに移動したほうがいい時間帯になってきた。
目指す先はPadma Hotel。
以前、マルヤホテルという名前だったらしい。


高台にあり、この景色が素晴らしく、雰囲気も抜群!













ここで贅沢にランチ。
まるで天空に突き出しているかのようなテラス。















ホテルの前には観光用の馬がたくさん。
こっそり写真に納める。





この雄大な景色のご褒美にすっかり気分がよくなり、「バンドンまた来たいね~」と言いつつジャカルタへ向かって出発。


帰りも意外と空いていたため、3時間ほどで到着。
一旦荷物を置きに帰り、再びレストランへ。

S木さんのホテルに迎えに行く途中、ちょうど金曜日で通勤時間帯の「3 in 1」(←みなさん覚えてますか~?)に引っかかるため、ジョッキーをピックアップ。

ジョッキーと料金のことでもめたくないので、運転手さんに「若い女の子にしてね」と注文。
一乗りで支払う額は15,000ルピア。(約150円)
何度も乗れば結構な稼ぎになるかも。
しかし、道路沿いには所狭しとジョッキーが並んでいるので、競争は熾烈かもしれない。

毎日車を使う人は、気に入ったジョッキーがいれば月極め契約をすることもあるらしい。
たしかに、小ぎれいでちゃんとしてそうなジョッキーならキープしたい。


さて、向かった先は最近M浦さんが「おいしかったよ」と教えてくれたマカッサル料理のお店。
私のアパートのすぐ近く。

シーフード中心でどれもおいしかった。
おいしいけど、メニューの見本写真と実物が結構違っていて不満だったので写真を撮らなかったけど、1品だけ写真におさめたのはこちら。




これは、ハコフグですか?

身がから揚げになっていて、おいしかった。
メニューの写真通りの風貌でした。