地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

陶芸体験

2013年01月12日 | Weblog
Indonesian Heritage Society会員のY本さんが、また週末のツアー企画を持ってきてくれた。
ジャカルタ市内での陶芸体験、昼食付27万ルピア。

2人ともさほど陶芸に興味があったわけでもないし、27万ルピア(約2,500円)という微妙に高い値段もあって、最後まで悩みに悩んで、結局申し込んでみることにした。


行ってみると、結構感じのいい工房。








作品はあらかじめHPで見てあまり興味がわかなかったけど、この自然いっぱいの雰囲気はGOOD!









ウィダヤントさんという、結構有名な(?)人の工房兼店舗兼別荘みたいな場所らしい。







ガネーシャかどうかは分からないけど、像の神様がいた。







こちらは、インドネシアの神様。





そしてこっちはギリシャ神話のナルシスとかなんとかいう神様。
「ナルシスト」の語源となった神様で、いつも鏡ばかり見ているらしい。
この神様像で車1台買えるぐらいの値段がするらしい。(いらんけど。)





陶磁器製の楽器なんかもある。





2階には気持ちのいいテラスと、ウィダヤントさんのプライベートルーム。
プライベートなのに一般公開?



















キッチンやトイレまで見せてもらえる。







さて、一通り見学が終わったらいよいよ陶芸体験の始まり。
一人一人粘土が割り当てられる。




係りの人の説明を受け、自分の好きな型を選ぶ。







ここの作品はお皿なんかにトンボだのチョウチョだのカエルだのがくっついているのが多いけど、私はそういうのくっつけたくないなあ。
でもまずは型を選ぶという流れなので、ひとまずカメをピックしてみた。





この型に粘土を押し込み、




カメさん誕生。





他のみんなはタイルだのお皿だのを作っている中、私は「料理用の小鉢がほしい」(っていうか、それ以外別にいらない)と思い、果敢にも小鉢づくりに挑戦。

ま、あえなく係りのお兄さんの手を借りたけど。




う~ん、これを「素朴」と表現すればよろしいでしょうか。





みなさん、各々好きなものを制作中。











私が作ったカメさんは、小鉢にくっつけるには大きすぎるし、どうしようもないのでとりあえず、カメの置物+小鉢ということにした。
そしたら後から見学に来た日本人の人に「箸置きがいいんじゃないですか?」と言われたのでカメの首のあたりをぐいぐい押し広げて箸置き風にしてみたけど、あまりうまくいかなかった。
とりあえず焼き上がりを待とう。

2週間後ぐらいに焼きあがったものをくれるそうだ。
どうやら色は勝手に塗られるらしいので、焼きあがった作品が自分のものと判断つかないみたいよ…。



制作後はランチタイム。




おいしいんだけど、もうすぐ健康診断だからインドネシア料理はあまり食べたくなかったんですけどぉ。。。





各国の参加者とワイワイ話しながら食べるランチはおいしかった。
前回のチャイナタウンツアーに参加してた人たちも数人いるので、なんとなく居心地はよかった。





陶芸体験も思っていたよりおもしろかったし。
(ただ、何の装飾もない小鉢を作った私は時間が余り、後半ブラブラしていた。)


次は何のツアーだろうか。
ボランティアによる企画なので、幹事が求められている。
でも私、そもそも会員じゃないんだよね。

国立博物館ツアー

2013年01月12日 | Weblog
年明け早々、国立博物館ツアーに参加した。
これは、当地に住む日本人の主婦のみなさんがボランティアでガイドしてくれる、ありがたい企画。

入場料は外国人料金10,000ルピア(約100円)のところ、こちらの政府に発行してもらっている滞在許可証を提示するとローカル価格で5,000ルピア。
バンドンの博物館では提示するのを忘れたので、うっかり外国人プライスを支払ってしまったけど、今回は大丈夫。


今回のテーマは「海の道~ヌサンタラ~」ということで、海のシルクロードと言われる航路を通して様々な物資や文化がインドネシアを行き交った歴史を説明してくれた。




当時のオランダ人たちが好んで作らせた家具なども展示中。





インドネシアの地図の周りには、各地の民族が描かれている。
ジャワ人とバリ人では当然違うし、ランプン人は特徴的な冠を被っている。





参加者は総勢30名ぐらいおり、結構大人数のツアーとなった。
難破船から引き揚げた陶磁器やら当時の王朝の宝石やら、興味深いものが多々あった。

そして陶磁器に関しては中国の技術がすごかったことも知る。
どおりで陶磁器は英語で「チャイナ」と呼ばれてるわけだ。



1.5時間ほどのツアーを終えるとそれぞれ解散。
私たちは1階の展示物もちょっと見てから帰ることにした。

1階にはインドネシア各地の工芸品やら様々なものが展示されている。
これは、龍の頭がついてるけど、なんだろう?
機織り機みたいに見えたけど。
(注:インドネシアの博物館に説明書きはほとんどない。)




ガムランなどの楽器も。






コインを人型にしたものはかわいかった。
これはバリかどこかの魔除けだったかな?





以前も書いたが、こっちの博物館は日本と違って学芸員が各部屋に座っているわけでもなく、ところどころ照明が消えていて、営業してるのかしてないのかわからない状態。
見学客もほとんどいなかった。


次に石像ばかりのエリアに突入。








ここで大好きなガネーシャを堪能。
この前Indonesian Heritage Societyの図書館で買ったガネーシャ冊子に載っていたガネーシャたちと出会うことができた。












牛も意外とかわいい。





2階の宝物室、写真撮影禁止と書いてあるが、係員が一人もいない。
なのでこの美しい石像を撮らせてもらった。




ちょっとガラスに光が反射してきれいに撮れてないけど、興福寺の阿修羅像に対抗できるぐらい美しい。



奥の部屋には金をふんだんにつかった装飾品や王冠が展示されていた。
(本当に1人も警備員いなくて大丈夫なのだろうか?)


もうちょっとゆっくり見たかったけど、空腹に耐えかねて博物館を退散。
近くのレストランで食事をするため博物館前でタクシーを待つが一向に通らない。
目の前にはトランスジャカルタの停留所があるので、バスで移動してもいいんだけど。

反対車線はなぜかタクシーの通りが多かったので、反対車線に移り乗車。

ところがこのタクシーの運転手、行先の住所を告げると、たぶん場所が分からないので探すのが面倒と思ったのだろう、突然英語で「2万ルピア払え」と言い出した。
当然こちらは拒否である。

すると、「もう家に帰りたいから降りろ」と言い出した。
タクシーが捕まりにくい夕方や深夜、辺鄙な場所だと、このような乗車拒否やぼったくりは分かるが、こんな昼間で他にもタクシーがゴロゴロ走ってる時間帯と場所でもあるんや、こういうこと。

「降りろ」と言われた場所は交差点の真ん中なので、こっちはインドネシア語で「分かった、降りる。降りるけどここでは降りない。あそこ(歩道)まで行け!」と命令し、そこで下車。
こういうインドネシア語だけが上達してしまうのは、もはや仕方あるまい。

すぐに別のタクシーが通りがかったので、そちらへ乗車。
この運転手も住所を告げてもイマイチ頼りなく、人に聞きながらぐるぐる回ったけど、どうにか無事にレストランにたどり着いた。


行ったのはDapur Babahという、エスニックな内装のお店。
中華系な部分もあり、インドネシア特有の文化も取り入れてる感じ。














お料理のプレゼンテーションもなかなか良し。
大きな木のお皿に載ってきた、ナシ・チャンプルー。(ご飯+数種類のおかず)




Y本さんが注文したお料理も、カゴに入ってていい感じ。




食後、ミッドプラザという、インターコンチネンタルホテルの地下街にある免税酒店へ。
お酒には高い関税がかかっていて、インドネシアでお酒を買うのはとても高いのだが、ここではワインがお安く買える。
駐在員たちがこぞってお酒を買いに来るお店である。
ワイン以外のウイスキーなども置いてあった。
オーナー夫妻は何人か知らないけど、たぶん中南米系???
しきりに色々なワインを勧めてくる。


今回私が購入したのは、赤2本、白1本。
真ん中のコンドル・ピークはアルゼンチンの赤で14ドル。
両側は12ドル。




こっちのレストランではお酒の持ち込みOKなところが多い。
女子会のとき、いつも誰かがワインを数本持ってきてくれるので、たまには貢献しないとと思って買っておいた。

持ち込みOKと言っても、持ち込み料を取られないお店はまれで、高いところでは1本あたり2,500円ぐらい取られてしまうので、結果として高いお酒になってしまうのだけれど・・。


てっちり in ジャカルタ

2013年01月12日 | Weblog
昨年末、同じアパートに住むM本さんと「やっぱり関西人はてっちりが食べたいね~」と話していたところ、「年末年始日本に帰るから、できたらフグ調達してくるわ」という頼もしいお答えが!

M本さんは出身が大阪とはいえ、帰省先は東京なのでフグをゲットできるか不安。
「フグが手に入らなかったら、クエかアンコウでお願いします!」と無茶振りをしておいた。


そして年明け「フグ調達できたよ~」との嬉しいメールが入った。


フグは冷凍の状態で持って帰ってきてくれるので、M本さんがジャカルタに戻ったその日にすぐ新年会を開催することが決定。
同じアパートのT田さんとY本さんも誘い、日本から戻ってきたばかりのM本さん宅へ押しかけた。

こちらがその、冷凍のフグ。




土鍋がないので、私が家から持ってきた蓋付き両手鍋へ投入。






ちなみにカセットコンロもうちから持参。
昆布も提供した。



フグのあとは、私とM本さんで買ってきた白菜、きのこ、豆腐も次々投入。




最後はもちろん雑炊で〆❤


いや~、やっぱりてっちりおいしいわ。
日本人でよかった。

すっかりご機嫌で1年の始まりを迎えることができた。