メネラオスが、話を引き取った。
『私ら二人の考えでは、我々の本国までとは言わない。ミレトスまで、一日でも早くと思っている。ミレトスまでいければ、あとは、私らで、帰国の手筈をつける。そのように考えている。申し遅れたが、ミチリニアモス王のほうで、いろいろと思案していただいている。そのことについて、深く感謝しています。とにかく、ミレトスへなのです。』
側近と船長が話を交わしている。側近は、メネラオスの方をむき、口を開いた。
『いいでしょう。船長の話では、ミレトスには、食糧や飲料水の積み込みに寄港するとの事です。後は、この場で船長と話しをしてください。なお、ミレトスまでの、お二人の身の安全については、王、ミチリニアモスが責任を持つと言っています。』
船長は、船主と二言、三言、言葉をかわして、メネラオスに話しかけてきた。
『私ら二人の考えでは、我々の本国までとは言わない。ミレトスまで、一日でも早くと思っている。ミレトスまでいければ、あとは、私らで、帰国の手筈をつける。そのように考えている。申し遅れたが、ミチリニアモス王のほうで、いろいろと思案していただいている。そのことについて、深く感謝しています。とにかく、ミレトスへなのです。』
側近と船長が話を交わしている。側近は、メネラオスの方をむき、口を開いた。
『いいでしょう。船長の話では、ミレトスには、食糧や飲料水の積み込みに寄港するとの事です。後は、この場で船長と話しをしてください。なお、ミレトスまでの、お二人の身の安全については、王、ミチリニアモスが責任を持つと言っています。』
船長は、船主と二言、三言、言葉をかわして、メネラオスに話しかけてきた。