前回のブログ記事 【 1等星のベガを昼間に見る(2025年1月22日) 】と同様、「すばる」も昼間に見えるはずと考え、早速試してみました。
なお、「すばる」は和名で平安時代の随筆「枕草子」にも書かれています。英名だとプレアデス(Pleiades)が一般的です。「スバル」と書いてしまうと自動車のブランド名や自動車メーカー名になってしまいます。(笑)
1月25日(土)の16時少し前に自宅屋上の口径15cm屈折望遠鏡をスタンバイ。
目盛環を使い「すばる」の中で一番明るい3等星のアルキオーネに望遠鏡を向けます。なお、青空の眩しさを軽減させるスカイグローフィルターを使いました。
概ね40倍以下の低倍率でないと「すばる」を形作る星々の並びが見えませんが、口径15cmだと倍率が低過ぎて背景が明るくなってしまい暗い星が見難くなるので70倍を使います。
16時10分、70倍の視野の中央付近にアルキオーネ(2.87等級)がキラキラと輝いていました。昼間の星を見るには口径15cmだと70倍程度が見やすく導入もしやすいようです。
アルキオーネの太陽離角は約115度。アルキオーネを眼視確認できた時刻の地平高度は約50度、太陽高度は約4度でした。この日の札幌の日没は16時37分なので、日没27分前にアルキオーネが見えたことになります。
アルキオーネを手がかりに赤経と赤緯の微動モーターを少しずつ動かしアトラス(3.64等級)に望遠鏡を向けます。16時13分にアトラスも簡単に見えました。
アトラスのすぐ北にあるはずのプレイオネ(5.09等級)に眼を向けると、淡く光っていることが確認できました。
日没前に暗い星が見えたことに嬉しくなり、スマホで撮影の準備をしました。
画像の中央がアルキオーネです。16時18分42秒にスマホでコリメート撮影。画像補整なしの1枚画像です。
プレイオネ(左上)とアトラス(下)です。16時20分06秒にスマホで撮影。
すばるの星々を SkySafari というアプリで表示してみました。丸い円は視野1度を示しています。
撮影後、エレクトラ(3.71等級)を16時25分に確認。ケラエノ(5.46等級)を16時27分に確認。マイア(3.88等級)を探してみてみましたが見つけられません。
変だなと思い、望遠鏡の接眼部から眼を離し青空を見上げて見ると薄雲が覆ってきていました。
薄雲に覆われてしまった青空です。望遠鏡は「すばる」の方を向いています。16時33分に撮影。
後片付けをし16時45分に屋上から撤収。気温はプラス3度でした。
なお、個々の恒星の光度は2025年版天文年鑑375ページに掲載された実視等級です。
次回のブログ記事【すばるを昼間に見る(2回目=2025年1月26日)】に続きます。
なお、「すばる」は和名で平安時代の随筆「枕草子」にも書かれています。英名だとプレアデス(Pleiades)が一般的です。「スバル」と書いてしまうと自動車のブランド名や自動車メーカー名になってしまいます。(笑)
1月25日(土)の16時少し前に自宅屋上の口径15cm屈折望遠鏡をスタンバイ。
目盛環を使い「すばる」の中で一番明るい3等星のアルキオーネに望遠鏡を向けます。なお、青空の眩しさを軽減させるスカイグローフィルターを使いました。
概ね40倍以下の低倍率でないと「すばる」を形作る星々の並びが見えませんが、口径15cmだと倍率が低過ぎて背景が明るくなってしまい暗い星が見難くなるので70倍を使います。
16時10分、70倍の視野の中央付近にアルキオーネ(2.87等級)がキラキラと輝いていました。昼間の星を見るには口径15cmだと70倍程度が見やすく導入もしやすいようです。
アルキオーネの太陽離角は約115度。アルキオーネを眼視確認できた時刻の地平高度は約50度、太陽高度は約4度でした。この日の札幌の日没は16時37分なので、日没27分前にアルキオーネが見えたことになります。
アルキオーネを手がかりに赤経と赤緯の微動モーターを少しずつ動かしアトラス(3.64等級)に望遠鏡を向けます。16時13分にアトラスも簡単に見えました。
アトラスのすぐ北にあるはずのプレイオネ(5.09等級)に眼を向けると、淡く光っていることが確認できました。
日没前に暗い星が見えたことに嬉しくなり、スマホで撮影の準備をしました。
画像の中央がアルキオーネです。16時18分42秒にスマホでコリメート撮影。画像補整なしの1枚画像です。
プレイオネ(左上)とアトラス(下)です。16時20分06秒にスマホで撮影。
すばるの星々を SkySafari というアプリで表示してみました。丸い円は視野1度を示しています。
撮影後、エレクトラ(3.71等級)を16時25分に確認。ケラエノ(5.46等級)を16時27分に確認。マイア(3.88等級)を探してみてみましたが見つけられません。
変だなと思い、望遠鏡の接眼部から眼を離し青空を見上げて見ると薄雲が覆ってきていました。
薄雲に覆われてしまった青空です。望遠鏡は「すばる」の方を向いています。16時33分に撮影。
後片付けをし16時45分に屋上から撤収。気温はプラス3度でした。
なお、個々の恒星の光度は2025年版天文年鑑375ページに掲載された実視等級です。
次回のブログ記事【すばるを昼間に見る(2回目=2025年1月26日)】に続きます。
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