2024年版の天文年鑑によると、しぶんぎ座流星群の極大予想日時は1月4日(木)18時となっていました。
この日は18時まで所用があって在宅しなければならず、しぶんぎ座流星群はピークが鋭いため極大時刻から数時間ずれてしまうと出現が期待できないうえ、これまでの体験上、しぶんぎ座流星群は暗い流星が多いことから光害が少ない場所でないと見逃しが多く発生してしまいます。
以上のことから、2024年しぶんぎ座流星群を観望することは諦めていたのですが、当日の天候が良好だったことからダメ元で遠征してきました。
札幌の都心部から東南東へ60kmほど離れた栗山町の高台に到着したのは1月4日20時ごろ。周囲の街明かりの影響で6等星がようやく見え、冬の天の川が薄く見えるあまりいいとは言えないロケーションですが極大予想時刻を2時間も経過していたことから妥協しました。
夜空の暗さを測るSQMという装置で天頂付近を測定すると20.3でした。周囲の市町村の光害の影響であまり暗くありません。
放射点(輻射点)は2000年分点で赤経230度=15時20分・赤緯+49度となっていて、栗山町では北中時の高度が地平線上2度。つまり、放射点は常に地平線上ですが、放射点方向は岩見沢の光害でかなり明るくなっています。
光害の影響が少ない南東方向を撮影。左下はしし座、右上はオリオン座。
1月4日21時33分、8.5mmF2.8→F4、露出30秒、感度ISO5000
残念ながら、2時間の観望で見えた流星は僅か6個。そのうち、しぶんぎ座流星群として目視できたのは2個だけでした。1個は写野外、1個は暗すぎて写りませんでした。色々なことをしていたので見逃しも結構あると思います。
今夜は空振りだなあと夜空を眺めていると、新千歳空港へ着陸する航空機が上空を旋回していきます。平均して10分間に1機ほどの頻度です。そのうちの1機を撮影することにしました。
羽田空港を離陸し新千歳空港に着陸する7分前のANA75便が旋回している軌跡です。
22時35分から30秒露出で撮影した画像3枚を比較明合成しました。ミラーレスカメラに8.5mmF2.8超広角レンズをF4に絞り、感度はISO2500です。
Flightradar24 というアプリのスクリーンショットです。ANA75便は、この後左回りにUターンし北側から新千歳空港の滑走路に着陸します。
羽田空港発定刻が18時00分に対し、実際の離陸は3時間半以上も遅れたことがわかります。上空を旋回する航空機は全て3時間以上の遅れでした。1月2日に発生した羽田空港における航空機同士の衝突の影響はまだまだ続いているようです。
撤収時の気温はマイナス9度。長沼町付近でマイナス14度まで低下。水路から筋状の川霧が道路を何度も横切り、道路脇の雪がキラキラと宝石のように光り幻想的でした。
札幌に戻る途中から雲が広がり、帰宅したのは日付が変わって1月5日(金)の1時少し前。走行距離は往復136kmと最近の遠征にしては近距離でした。
この日は18時まで所用があって在宅しなければならず、しぶんぎ座流星群はピークが鋭いため極大時刻から数時間ずれてしまうと出現が期待できないうえ、これまでの体験上、しぶんぎ座流星群は暗い流星が多いことから光害が少ない場所でないと見逃しが多く発生してしまいます。
以上のことから、2024年しぶんぎ座流星群を観望することは諦めていたのですが、当日の天候が良好だったことからダメ元で遠征してきました。
札幌の都心部から東南東へ60kmほど離れた栗山町の高台に到着したのは1月4日20時ごろ。周囲の街明かりの影響で6等星がようやく見え、冬の天の川が薄く見えるあまりいいとは言えないロケーションですが極大予想時刻を2時間も経過していたことから妥協しました。
夜空の暗さを測るSQMという装置で天頂付近を測定すると20.3でした。周囲の市町村の光害の影響であまり暗くありません。
放射点(輻射点)は2000年分点で赤経230度=15時20分・赤緯+49度となっていて、栗山町では北中時の高度が地平線上2度。つまり、放射点は常に地平線上ですが、放射点方向は岩見沢の光害でかなり明るくなっています。
光害の影響が少ない南東方向を撮影。左下はしし座、右上はオリオン座。
1月4日21時33分、8.5mmF2.8→F4、露出30秒、感度ISO5000
残念ながら、2時間の観望で見えた流星は僅か6個。そのうち、しぶんぎ座流星群として目視できたのは2個だけでした。1個は写野外、1個は暗すぎて写りませんでした。色々なことをしていたので見逃しも結構あると思います。
今夜は空振りだなあと夜空を眺めていると、新千歳空港へ着陸する航空機が上空を旋回していきます。平均して10分間に1機ほどの頻度です。そのうちの1機を撮影することにしました。
羽田空港を離陸し新千歳空港に着陸する7分前のANA75便が旋回している軌跡です。
22時35分から30秒露出で撮影した画像3枚を比較明合成しました。ミラーレスカメラに8.5mmF2.8超広角レンズをF4に絞り、感度はISO2500です。
Flightradar24 というアプリのスクリーンショットです。ANA75便は、この後左回りにUターンし北側から新千歳空港の滑走路に着陸します。
羽田空港発定刻が18時00分に対し、実際の離陸は3時間半以上も遅れたことがわかります。上空を旋回する航空機は全て3時間以上の遅れでした。1月2日に発生した羽田空港における航空機同士の衝突の影響はまだまだ続いているようです。
撤収時の気温はマイナス9度。長沼町付近でマイナス14度まで低下。水路から筋状の川霧が道路を何度も横切り、道路脇の雪がキラキラと宝石のように光り幻想的でした。
札幌に戻る途中から雲が広がり、帰宅したのは日付が変わって1月5日(金)の1時少し前。走行距離は往復136kmと最近の遠征にしては近距離でした。