前回のブログ記事 【 口径25cmドールキルハム望遠鏡(接眼部の改良) 】からの続きです。
接眼部を鏡筒に設置する際はピントが合うかどうかをきちんと検討しなければなりません。自作の口径25cmドールキルハム望遠鏡は副鏡(凸面鏡)の位置を可変にしているので、焦点位置(ピント位置)を大幅に変えられます。
直径74mm有効径72mmの副鏡(下)と副鏡セルの部品です。右端の部品はM42ヘリコイドリングです。このリングを回転させると14mmの伸縮、つまり副鏡の位置を±7mm変化させることが可能です。
副鏡位置m1とは主鏡の焦点位置から副鏡までの距離です。黄色のラインで示したΔS「副鏡シフト量=0」と副鏡位置を±7mm移動させた場合のピント位置ΔPはマイナス58.9mmからプラス67.7mmまで、実に126.6mmもピント位置がずれます。
副鏡の設計位置m1=200mmからシフト量が増減するほど球面収差が増えますが、大事なのはピントが合うことなので止むを得ません。
以上の計算は、星野次郎さんの著作「反射望遠鏡の作り方」昭和49年初版、296ページから298ページを参考にしました。
今回追加した接眼部を鏡筒に固定してみました。なお、ドローチューブの可動範囲は35mmしかありません。
追加した接眼部はスリーブ端から鏡筒外径まで最短で122mm、ドローチューブを最長に伸ばして157mmです。
鏡筒外径から筒外焦点位置までの設計値を168mmとしているので、副鏡を設計位置からヘリコイドリングを回し1mmから2mmほど縮める(主鏡から離す)と殆どの接眼鏡でピントが合うはずです。
接眼部を鏡筒に設置する際はピントが合うかどうかをきちんと検討しなければなりません。自作の口径25cmドールキルハム望遠鏡は副鏡(凸面鏡)の位置を可変にしているので、焦点位置(ピント位置)を大幅に変えられます。
直径74mm有効径72mmの副鏡(下)と副鏡セルの部品です。右端の部品はM42ヘリコイドリングです。このリングを回転させると14mmの伸縮、つまり副鏡の位置を±7mm変化させることが可能です。
副鏡位置m1とは主鏡の焦点位置から副鏡までの距離です。黄色のラインで示したΔS「副鏡シフト量=0」と副鏡位置を±7mm移動させた場合のピント位置ΔPはマイナス58.9mmからプラス67.7mmまで、実に126.6mmもピント位置がずれます。
副鏡の設計位置m1=200mmからシフト量が増減するほど球面収差が増えますが、大事なのはピントが合うことなので止むを得ません。
以上の計算は、星野次郎さんの著作「反射望遠鏡の作り方」昭和49年初版、296ページから298ページを参考にしました。
今回追加した接眼部を鏡筒に固定してみました。なお、ドローチューブの可動範囲は35mmしかありません。
追加した接眼部はスリーブ端から鏡筒外径まで最短で122mm、ドローチューブを最長に伸ばして157mmです。
鏡筒外径から筒外焦点位置までの設計値を168mmとしているので、副鏡を設計位置からヘリコイドリングを回し1mmから2mmほど縮める(主鏡から離す)と殆どの接眼鏡でピントが合うはずです。
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