あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

代表選考会も大変だ・一流とは・段違い・人並みでは駄目なのだ

2008-02-17 16:17:19 | 日記
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東京マラソン
寒空なのに人が溢れている
上野広小路も人が溢れ
雷門前にも人垣ができている
ブラスバンドもでるし
浅草寺の金龍の舞まで登場している
日本人はマラソンが好きだ
読売新聞と東京新聞の旗を握り締めて
老人もいっぱい応援している
そう、マラソン
アメリカ人がアメリカンフットボールが好きなのと同じように
日本人はマラソンが好きなのだ
禁欲的なスタイルがいいのだろうか
選手も声高で、生真面目、そしてストイック
派手なパフォーマンスなど準備していない

それにしても一流選手は早い
一般の人が全力に走っても追いつかないスピード
それを二時間も走り続ける
それだけの練習をしているのだろう
体つきも凄いし
フォームもきれいだ
一流選手は、それだけに生活をかけている
それだけに表情も違う
何もかも違っている。
これしかない
これがある
そんな感動がある。

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口ひげオヤジ

地下鉄に乗ったら
口ひげで黒の背広のおじさんが
競馬新聞を読んでいました。
白髪交じりですがパンチパーマではありません。
でも、なんとなく視線を合わせないようにしていました
そこに親子連れが入り込んできました。
まだ、一年も経たないような赤ちゃんを父親が抱っこしていました
首に負担がかからないように首筋に手をあてがっていました
初めての子でしょうか
ぎこちないスタイルで子を抱いている姿が頼りないのです
母親は乳母車を抑えていました。
危なっかしい姿勢で父親が抱っこしていることに気づいた
口ひげオヤジ
とっさに立ち上がり
「おい、ここへ座れ」
と父親に声を掛けました。
きょとんとしてい父親を横目に
次の駅で降りていきました。
タイミングを計ったのでしょうか
その素早さとかっこよさに見とれてしまいました
指はちゃんとありましたが
金の大きな指輪をしていました。
それを私はちゃんと見ていました。
人は見かけじゃない。

布団から出たくない・贅沢で・わがまま・でも、部後回しにしているだけ

2008-02-17 06:56:15 | 日記
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冬の六時はまだ暗い
でも、今日も、こだわりの早起きをする
そして、当たり前にしなければならないこと
その殆どをやってしまう
HPの更新だってそうだ
一日一ページ読書もそうだ
朝ならできる
なぜだろう?
終わると
遊ぶことだけ考える
たいしたことが思い浮かばないけれど
やってもやらなくてもかまわない
そんな贅沢がいっぱいになる

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映画(昭和という時代)

戦後の昭和を映画で見たとき
もっとも庶民の生活を描き出しているのは
小津安二郎監督の一連の映画と
山田洋次監督の「男はつらいよ」のシリーズだと思います。
小津映画は戦争を挟み昭和20年代からの時代を描いているように思います。
しかも小津映画は中流以上の教養人という注釈があります。
代表的俳優笠智衆が演じるのは、医者であったり、教育委員会長であったり、
有名商社のしかるべき地位ですし
ときには銀座料亭を利用できる男です。
しかし、滅び行く家長としての男だけでなく
女性の自立とか文化感覚をしっかり受け止めた女性を登場させます。
しかも言葉として、映像として表現します。
「東京物語」では電報が利用され
電話は受話器と通話口が別になっている電話と
一体型の電話が混在しています。
また、隣の家にある電話を利用するのは当たり前の文化だったことも分ります。
また、「東京物語」では杉村春子演じる長女は「うらら」美容院を経営しています。
女性が経済力を得た時代の始まりでした。
「東京物語」では原節子演じる戦争未亡人は商社勤務をしていますし
主人公の末娘は小学校の教師です。
また、一方、山田映画の「男はつらいよ」では
小道具をあれこれ利用して時代を表現しています。
特に、労働者階級の博さんとさくら夫婦の生活や家具等を見れば
はっきりその時代を見ることができます。
逆においちゃん、おばちゃんには大きな変化は見られません。
押し流されていく世代なのです。
ある時期、博さんがよく読んでいた雑誌は「世界」です。
サークル活動も盛んですし
歌声サークルが楽観的未来を夢見て歌っています。
ちなみに、タコ社長の印刷工場では鉛の活字を拾う文選に始まり
オフセット印刷機が導入され
パソコンが導入されます。
ですから、戦後は小津映画
その後は「男はつらいよ」を見ると
よく分ります。
また、そのことをまた取りあげます。