あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

春はあと少し、櫻の写真を撮りに行きたい

2008-02-25 06:54:27 | 日記
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梅が咲きました。
梅が咲くと、「ようやく春が見えてきた」
そんな感じになります。
若く仕事に追われる日々にはなかったものです。
やっと、何が大切か
自分が愉しみにしているものが見えてきたのです
気がついてみれば
「当たり前のこと」
気にしないでもやってくるもの
そんなものが何よりも大切であるし
愉しみなのですね
よく分りませんか?
そうですね
健康であるとか
温かい日々とか
そんなものですよ

・・・・・・・・・

「スカ」(昭和という時代)

近所には駄菓子屋がありました。
店の人はだいたいが家の奥にいて
玄関の扉が開く音で気づいたり
客の方が「ねー」と声を掛けたりしました。
確か「ねー」だけだったような気がします。
当然、地方によって違うのでしょうが
静岡県では「ねー」だったようです。
「三丁目の夕日」に出てくる「茶川商店」ですね。
店には所狭しと菓子、メンコ、凧、吹き矢などが並んでおり
第二は、平たい四角の薄い箱に菓子が種類ごとに並べられ
丸い腹をした透明なガラスの容器には
湿気を避けなければならない煎餅などが入れられていました。
どれもが、透明なガラスの蓋に覆われているのです。
いろいろな派手な着色された飴
何層にもなっており、舐めているうちに色が変わる「変わり玉」
イカを茹ですっぱくしたもの
いろいろな景品が糸で吊るされており
その糸が束ねられ、どの景品が当たるか分らないようなもの
四角い紙の箱がいくつもに仕切られており
中身が分らないように上から蓋がされており
その蓋を突き破って景品を受け取る
それがフィギアであったような気がします。
そのような景品以外は「はずれ」です。
また「スカ」と表示がありました。
あぶり出しにように舐めると「スカ」と浮かび出るものもありました。
語源はなんいでしょうか
どれが当たるか分らず、がっかりしたり喜んだり
その景品を交換することもありました。
子ども達はぞろぞろと店に入り込んで品定めをし
交換をしながらときを過ごしましたが
多くの駄菓子屋では、お好み焼き
おでんなども商っていました。
そこが子ども達のたまり場だったのです。
でも、当たり前の子達は楽しめましたが
そのような小遣いさえもらえなかった子は
店の前で友達がもどるのを待っていたのです。