2010年3月15日(月)、今朝のNHKニュースのトップにトキ順化センターのケージの中と外で赤外線カメラによってテンが確認されたことが報道された。14日の0時過ぎと未明の3時過ぎだったらしく、我々が赤外線カメラを設置した直後のことである。これで土日を返上して大急ぎで取り付けたかいがあったというものだ。しかし、まだ侵入経路は特定された訳ではなく、今後の結果待ちであるが、多分近日中にある程度は解明されるだろう。
ただ現場を見る限り、それが複数個所ある可能性が高く、そのためには赤外線ライトをもっと増設する必要がある。全ての箇所を特定するのはまだ時間がかかりそうだ。
今晩から再び天気が崩れそうなので、今日は大学構内のクロマツ林の間伐後の写真を撮りに現場に行った。写真を撮り終わって帰ろうとしたら新たに造成した園路付近に何か動物がいる。良く見るとタヌキのようだ。こちらと目が合っても逃げようとしない。
何枚か写真を撮って拡大してみると体全体の毛が抜けてしまっているようだ。会社に帰って動物の専門スタッフに見せると「これはひどい疥癬(かいせん)症だ!」と言う。どうやら、ダニが媒介する皮膚病に感染しているようだ。具合が悪かったので動作が鈍かったのかもしれない。林内がすっきりして棲みづらくなったかもしれないが、それは私のせいではないからね!
〈何か白っぽくて変だなと思ったが、病気だったとは気の毒に…。〉
〈シッポの毛はあるがやはり正常ではないようだ。〉