濃飛樹脂軌道

おもちゃ修理、鉄道玩具「プラレール」、独立型ソーラー発電、電気自動車など、理系技術系の話題がメインです。

関おもちゃ病院210804

2018-04-22 18:56:44 | おもちゃ病院
本日は岐阜県関市「席おもちゃ病院」定期稼働日。
久々に訪れたためか、珍しがられていました…そもそも業務や自治会と重なる日が多かったからですが。
※5/6予定のマーゴ(イオン関)臨時出張も試験業務のため参加不可能です.(T_T)

ウェブ上での告知が効いているのか?ここも朝から結構忙しいです。
本日は代表が地元の祭りで朝礼だけで抜け、受付担当も朝から欠席のため我輩が受付に廻って基本的な案内をせざるを得ませんでした。
ドクター同士の会話は技術屋集団ゆえかメカや電気電子の話題がメイン。受付対応はしどろもどろのドクターが少なくありません…過去実績の多い我輩が手馴れた様子で対応すれば来客も安心ですし。
返却おもちゃの傾向を見ていると、まだ電池切れ・金具発錆が散見されています。ママさんたちの電池に対する認識はいつの時代も甘いというか。

とはいえ我輩も別件があり10時半には退散しました。
関は当面安泰といえますが、ここも美濃加茂などで実施予定の「パパ世代のドクター向け自前修理ワークショップ」をそのうち企画したいところ。
若いドクターがいる地域は美濃加茂・可児・川辺くらいであとは見かけておらず、正直技術伝承に不安があります…まずはパパさんの技術力を上げて家族の長の威厳を向上させたいですよ。

みのかもおもちゃ病院201804

2018-04-21 17:04:19 | おもちゃ病院
本日は「みのかもおもちゃ病院」開催日。
8時半に現地到着、すでに多くのドクターが準備していました。

我輩は預かっていたプラレール動力車を持参、持ち主へ連絡しました。

早速新年度会議、予算が多いことから今後当面修理費が安ければ部品代を頂かないことになりました。
とはいえ我輩はすでに自前の部品で治したものがあるので、前回預かった分は頂くことに。

例年4月は来客が少ないはずなのに今回普段と変わりません…もう広告を出さなくとも市民周知度は高い
美濃加茂市だけでなく加茂郡川辺町からも来ました。聞けば都合で川辺に来れなかったとか。
※みのかも定住自立圏の概念があるうちは加茂郡全域受けますよ。

今回の現地修理はプラレールの電気機関車EF200。車体に形式名が書いてあるので特定は楽です(笑)
持ち主いわく電池の液漏れで動かなくなったそうで、実際電池端子金具が錆びていました。
これは朝飯前、電極をヤスリで磨きモーターは電圧引加で正常に回転、連結器破損と動輪ゴム劣化は新品へ交換…ざっと15分で直りました!早速持ち主へ電話して即日返却。
同じ持ち主の機関車トーマス(ジェームス)は時間切れで預かりと相成りました。

なぜか今回に限って時間ぎりぎりで持ち込む方はゼロ。おかげで撤収はスムーズでした。
解散直後、車に荷物を積み込んでいるときに多くのドクターが愛車アイミーブを見てました…まだ100%電気自動車が珍しいのかこの話題が出ないことがありません!!(爆)
さらに車の話題が出て、クラウンに乗っているドクターが危うく車上狙いに遭いそうになったとか…海外人気があるのか、これも盗用多かもしれません。とにかく物騒な話だこと(^^;;;
ただ電気自動車も良し悪し、歩行者に気づかれにくいのでちゃんと周辺を見渡さないと安心して発進できません…エンジンなし車の感覚を耳で確かめたいドクターに冷や冷やしながら駐車場を出て帰途に着きました。

高山本線下呂以北に普通列車が少ない理由

2018-04-20 21:42:54 | プラレール・鉄道
高山本線の普通列車に乗ってて思ったのが、どうして高山本線下呂以北の普通列車が少ないのか?
…考えられる理由は以下の通り。

1.普段の利用客が少ない
美濃太田までなら1時間2本でも結構乗っていますが、下呂まで行くのは1~2時間に1本。
普通列車で美濃太田から乗った乗客の大半は下呂で降り、高山まで空気輸送に近くなります。
逆に高山から美濃太田へ向かうときも、始発の高山での乗客は少なく下呂で一気に増える感じです。
これが通学時間帯だと益田清風高校のある飛騨萩原駅での乗降が多いですが、それ以外の時間帯は期待できないとのこと。
もちろんモータリゼーション(自動車化)の影響も無視できず、ここ数十年増加は期待できない傾向です。利用者は高齢者か学生などの交通弱者に限られますが。

2.特急列車優遇ダイヤの存在
高山本線はL特急「ワイドビューひだ号」専用路線とも言われていますが…スジ的には旧国鉄時代から大して変わっていません。
40年前でも急行のりくら・急行たかやま・特急北アルプスなどの優等列車が存在し、急行の止まる駅はそこそこ利用があったものの普通停車駅は惨憺たるものでした!!(爆)
この当時でさえ下呂~高山間の普通列車は日中4~5時間くらい運転されていませんでしたが、現在もそのまま引き継いでいる感じがします。
そもそも普通列車のスジを強引に急行などの優等列車に当てたからこうなりました…とにかくひどい。
それがモータリゼーションや過疎化につながったことをJR東海は分かってません(爆)国鉄時代からの伝統を引きずりすぎ

3.濃飛バス路線の存在
現在のJR東海がこんな有様では、地元の交通弱者はバスに頼る他ありません!
そこで飛騨地区のバス会社・濃飛バスが下呂~高山間にバスを走らせいますが…モータリゼーションが進行し乗客は少ないそうです。
とはいえ下呂~飛騨小坂間の本数は日中1時間に1本。比較的便利ですが実は下呂市がある程度補助を出しているからだとか。
※正直笑えません
地域内交通の確保を名目に、下呂市は濃飛バスに鉄道のない地域へのバス運行を依頼しています…飛騨小坂から下島・湯屋温泉へ、飛騨萩原から旧馬瀬村へ、飛騨金山から郡上市和良まで、など。
とはいえこれら路線も客が少なく、マイクロバスでも赤字。モータリゼーションの弊害ですね。

かくいう自分も一人旅だと車のガソリン代がかかるので時折鉄道利用していました。
下呂温泉に行くときも酒が呑みたい時など普通列車の鉄道旅は安い割には気楽に行けたものです。

しかし電気自動車導入で事情は一変!!圧倒的に安い移動費に負け、アイミーブ導入後は一度も高山本線に乗ってません(爆)
元々高山本線普通列車で旅する一般成人が少ないところへ長距離ロングシート車運行ですか!!正直もう利用価値ないです(爆)。

プリウス・ランクル・ハイエース…盗用多(爆)

2018-04-20 08:05:58 | 乗り物・旅行・グルメ
いきなり物騒・不謹慎な話題ですが日本の治安が悪いとなると書かざるを得ません!

タイトル名は日本損害保険協会の統計で盗難に遭いやすい上位3車種…全部トヨタ車!!(爆)
原因はもちろん海外での需要の高さ!ランクル(ランドクルーザー)やハイエースは頑丈で発展途上国での酷使にも耐えられ、あまりモデルチェンジしないため部品供給も豊富…勝手のよさが逆に仇となっています(爆)
プリウスも静粛性が高く盗難されやすい構造が仇です。

自分の住んでいる地域は統計上自動車盗難の多い地域、だからこそ盗まれにくい車を選んでます…これが盗用多を避ける理由!
ハイエースは現場作業者として人気があり、作業道具ごと盗まれて大損害を蒙る事も…その地点で僕なら日産キャラバンやe-NV200を選んじゃいますよ。
ミニバンもアルファード・ヴェルファイアがランクイン、これも日産セレナを選んで正解やな。
軽自動車もスズキジムニーの悪路走行性能が仇です。インドで人気のスズキは危ない(爆)
三菱もパジェロ・デリカがロシアで人気なので手が出ません。アウトランダーPHEVもそこがネック(ハイブリッドで燃費もイイし)

逆に盗まれにくいのは日産リーフ・三菱アイミーブなどの100%電気自動車!!(笑)そもそも電力事情が悪い国では人気ないし航続距離の短さも窃盗団不利に働きます。まさに究極のセキュリティー(爆)

…こうなるとセレナの代替はリーフやe-NV200が妥当でしょうか!?
※かなり厳しい話もするが~オレの本音を聞いておけ~(CV)さだまさし

今はカード派。

2018-04-19 20:33:12 | 社会・雑談
gooお題が決済方法を問うてきましたが、現在我輩はカード決済が主流です。
理由は簡単、小銭の出し入れが億劫だからです。

会社の生協に入る前は現金派でしたが、元々小銭があるとすぐ使って財布を軽くする習性がありました。
たとえば165円の支払いに対して215円出して50円の釣銭を貰うなど、その場で即計算して懐にある小銭を減らす工夫をしていましたもので。
それがクレジットカードになると小銭自体きにしなくてもよくなったのは大きいです!!

さらにヤフオクなど電子商取引を本格的に使いだすと更に小銭とは無縁になりました!
ヤフオク・楽天・アマゾン・セシール…どれも自分のカードで決済しているので不都合は無かったり。
カード破産する人が世間には結構いるようですが、自分はあらかじめ銀行の預金残高を調べ、予算をつけて買い物をしているので特に問題はありません…強いて言えばお金がたまりにくくなっただけですが!!(自爆)
メインのカードはDCマスター、それ以外にも複数ありますが個人情報につき公開は控えます。
カードの決済口座が各々違うので、予算の出所が自分か家族かで使い分けている次第。ETCカードもクレカの一種ですがこれは家族旅行限定なので家族の口座から落ちるようになっています。

アイミーブ(i-MiEV)納車2ヵ月後の感想。

2018-04-19 05:40:12 | 電気自動車
我が家にアイミーブがやってきて早2ヶ月。感想をまとめました。

1.静かなのに加速が素晴らしい・乗り心地がいい
電動機の低速トルクの高さ・静粛性の高さ・変速ショックのなさに感動しました。スタートダッシュはガソリン車の比ではなく、室内も静かで乗り心地は格段にイイです…いわゆる電気自動車の利点。
しかも運転中疲れにくく、充電休憩(笑)も一役買います。

鉄道でいえば電車と気動車の差!…加速と静粛性の差が決め手です。

2.ガソリン代が要らない・経済的
従来毎月1万3千円支払っていたガソリン代が今月はゼロ!!(爆)毎週eKスポーツへガソリンを入れていたのが一変!充電頻度が多くとも自宅充電なので時間はロスしません。
現在遠出もアイミーブが担当、高山まで充電代五百円以下です…実際片道百キロ程度なら日帰りも問題ありませんし。
経費計算すると、ガソリン代と電気代の差額月1万円として年間12万円。続いてオイル交換不要で年間6千円・2年毎の車検が3万円安いとの情報から年間1万5千円…三菱電動車サポート代年間2万円で以上2つが相殺されるもエンジン関連部品交換も含めると10万円もの差額が出ます。これは大きい
8年間乗り続ければ動力費だけで差額96万円!部品交換も少ないのでその差は120万円くらいになるかも。

3.人々の注目の的
軽規格電気自動車自体珍しく、いつも話題を掻っ攫います!
近未来フォルムに派手なラッピング…それだけでも保有する満足感を満たしますが、中古なのに大概「これ新車?」と尋ねられる始末(笑)

小さな旅館・民宿へ宿泊すると必ず話題になります!!(爆)EV充電器のない旅館が設置を検討するほど。

4.もう家電製品感覚!!
自宅のコンセントにつなぐ地点でもう家電機器の感覚(笑)もっともリーフほど表示が豊富でないためさほどではありませんが、タコメーターの代わりに充放電計がある地点で電気製品らしさを感じさせられます。
「走る蓄電池」の特性を生かして車から家庭へ電力供給できますので(要ミーブパワーボックス)アウトドアや非常時にも役立ちます。いっそアマチュア無線移動運用の電源に使いたい(笑)

5.電気屋としての面目・電気工事など
電気工事士の面目として、アイミーブ導入時に自ら自宅の電気工事を担当。
電気自動車充電回路設置のガイドラインを読んで技術基準・内線規定など電気関連法令を復習しました。

自分以外に電気自動車乗りの電気屋と知り合うことも出来ました…そこで充電させてもらったとき話が弾んだのは言うまでもなし。
電気工事店のEVエマージェンシー充電ポイントは大概200V普通充電で利用は少ないですが…電気技術者として交流できる利点もあります。

6.将来へのビジョン・使い方の革新
電気自動車にはまだ多くの可能性があります。ガソリン車にはない特徴を生かせば必ずEV主流の時代が来ます!
自分はその先駆者として何らかの形で市民活動に取り入れていきます。
先述の非常災害停電対策などその典型、充電インフラが寸断されても我が家は太陽光発電設備があるのでAC100Vで充電できます。ミーブパワーボックスやV2Hがあれば自宅だけでなく、走る蓄電池として周囲へ電気をお届けできます(笑)
…工事業や電気保安業種であればメリットは多いはず。もっとガテン系現場で使われるべきです!(爆)

7.ライフスタイルの変化
一充電航続距離の短さを逆手に、EV充電器設置施設での滞在時間が増えました。

従来道の駅はトイレ休憩だけでしたが、充電中に買物・軽食などで時間を有効活用するようになりました。

買物も充電器のある店舗を選びます。具体例はイオンモール・アピタ。200V普通充電器があれば1時間で20km以上走れる電力を充電できます。
三菱電動車両サポートの契約上、NCS対応なら普通充電はタダ、急速充電は三菱ディーラーで充電するのが最安ですが、店舗が少ないので道の駅・コンビニが多いです。

EV充電設備:飛騨萩原編-2

2018-04-18 20:58:06 | 電気自動車
萩原おもちゃ病院が縁でとかく飛騨萩原(下呂市萩原町)へ足を運ぶ機会が多く、地元民との話し合いも多くなっています!
アイミーブMラッピング仕様なので何かと目立ち電気自動車の話題もザラ!!(爆)注目の的です。
その際地元民がつけるべき場所をピックアップしましたので飛騨萩原の充電設備リクエストを再策定しました。

1.十六館駐車場
飛騨街道萩原宿の中心地で公衆トイレもあり休憩に適しています。
普通充電器2~3台あれば1時間の滞在でも次の急速充電器(下呂合掌村・道の駅南飛騨小坂・道の駅なぎさ)まで行けます。
地元民のEV充電器設置要望指名もここが一番人気!

2.レストランいちい・ローソン下呂上呂店
元々ドライブインで後にコンビニ併設。将に「道の駅飛騨萩原」状態(笑)
地元民のEV充電器設置要望第二候補!普通充電器・20~30kW中速充電器各1台が妥当です。
ローソンに25kW急速充電器なら事例多数なので考えられなくもなく、レストランに普通充電器1台となるでしょう。

3.星雲会館
基本的に人の集まる場所といえば公的機関。200V普通充電1時間で20km程度走れるので町内利用を想定しました。
普通充電器2~3台で様子を見て利用が多ければ増設で問題ないかと。

4.飛騨萩原の旅館群
自分の定宿「萩の里別館」へ話を持ちかけ、館主も女将も興味あり…自分以外にEV利用客がいればEV充電コンセントが付く可能性はあります。
下見の結果条件は良い部類で費用は電気工事店に頼んでも5万円程度と見込めます。

姉妹館「萩の里本館」も以前宿泊時に分電盤の位置を確認、近くに駐車可能スペースがあるので取付できます。いずれも負荷電力測定で余裕があれば200Vコンセントを設置可能。
※本館は楽天、別館はじゃらん登録でネット予約可能。予約サイトへ200V充電可能と書けば注目されます。
つりがね屋・小池屋はネット予約(じゃらん・楽天)未登録のため不明。ただEVsmartなどEV系SNSに登録されれば利用が増えると思われます。
民宿あまのもネット予約未登録ですが昼間食堂として稼動するので200V普通充電コンセント1台で充分EV利用者へ訴求できます。
民宿赤かぶは人気がありネット予約を見る限り宿泊困難…他のEV利用者に説得を呼びかけるのが早道。

5.萩原南子育て広場

萩原南保育園隣接の児童館。萩原おもちゃ病院本拠地で当院おもちゃドクターが電気自動車乗りです(笑)
そこにあれば飛騨萩原のママさんが電気自動車に興味を持ち、未来のある子供たちにも環境問題を訴求できます…教育的価値は抜群!
保育園ごと高圧受電なので余裕で200V普通充電コンセント設置可能…ただ施設の都合上休日対応は困難です(爆)
※下見の結果、格安で取付可能。

宿泊施設にEV普通充電器をつけるノウハウなど

2018-04-17 19:34:08 | 電気自動車
ホテル旅館と言っても、設備や収容人員を見ればピンからキリまで。
電気技術者視点で見れば、受電電圧や配線容量が気になるところですが、以前書いたことと重複しない程度で再執筆です。

1.機材・資材の価格
材料代から逆算して、10万円以下だとEV充電コンセント方式になります。一般家庭用と同じですね。
ネット通販価格でEV充電ケーブルが3万円(中古ならヤフオクで2万3千円から)、EVコンセント一般形3千円(鍵付は8千円)、20A漏電遮断器4千円、スイッチ3千円程度。
※タイマー式にするなら更にタイマー2千円、電磁スイッチ4千円が追加になります。
20万円程度で壁掛け普通充電器になりますが、これも一般家庭向けと大して変わりません。
認証機能付きだと100万円コースになりかねないので大きなホテルにしか付けられないと思います。
まして急速充電器ともなると本体だけでも何百万円、しかも高圧受電設備が必須になるので変圧器の容量も確かめないといけません…電気主任技術者への相談は必須。

2.設置場所・電線の太さ・長さ・容量
駐車場が屋側にあれば工事費は安くて済みます。EV用コンセントや壁掛式充電器なら尚更。
建物と駐車場が離れていると受電ポールの設置や分電盤の設置などで相当費用が嵩みます。
電線の長さも要チェック!10m以下なら大したことありませんが、それ以上だと太くなければ電圧降下で充電できない可能性があります。
・単相2線式配線の電圧降下(線間)e = ( 35.6 × 電線長m × 電流A / 1000 × 断面積[sq] )
※仮に5.5sq電線20m、電流15Aとすると電圧降下は 35.6x20x15/1000/5.5=1.9418 (約2V) です。
 オール電化用[2.6mm(5.5sq相当)2c+1.6mmアース線]の価格は20mで約5千円(50mで1万2千円とすると)。
 電線を埋設する場合は電線管が必要なのでその分材料費が高くなります。可とう樹脂管10mあたり2千円など。

もちろん引込電線の太さも要チェック!
低圧受電の民宿・小規模旅館は家庭用引込電線より多少太いとはいえ、昭和の時代に建てられた物件は現代の一般家庭に毛が生えた程度。太い電線は価格が高く工事費もばかになりませんので、事前に配線容量を調べて余裕があるか確認してください。
電力会社・電気工事店・電気保安協会などに測定器があるので、そういうところへ頼んで1週間ほど電力測定をすれば判定はできます。
経験上、100V/10Aならよほどのことがない限り問題ありませんが、200V/15Aだと場合によってはつかないことも考えられます。
営業中の停電は避けるべきなので契約容量に対して25A以上の余裕があるかどうか確認して下さい。

3.工事費
そもそも電気工事は人海戦術、労働集約型業種なので人件費がかさむ世界です。所謂ガテン系
分電盤の電気配線接続工事はもとより、引込ポールを建てる、建物の壁に穴をあけて電線を通す、電線を埋設するのにコンクリートの地盤を斫る…など、ガテン系の土木仕事が多ければそれだけ工事価格も跳ね上がります。
予算が限られているならなるべくそうならない工法を使う他ありません!
もし知り合いや宿泊客に電気工事士が居れば、宿代を安くして(あるいはタダにして)工事してもらう方法もあるでしょう。それだけでもだいぶ変わると思います。
アース(接地配線)がないと充電器が動作せず、別途設置工事が必要になるので事前にアース測定することもお忘れなく!これも電気工事店や電気保安協会などに測定を依頼すればやってくれます(木造の場合。鉄骨があればそこに接続すれば良い場合が多い)。

4.EV充電表示など
電気自動車で来るお客様はEVチャージの標識を目印にやってきます!一目でわかるよう設置をお願いします(間違ってガソリン車が停めることがないようにするため)。
カラーコーンなどバリケードを設置する、施設のクルマを停めておく…などの対処方法がありますが基本はコレが一番。

5.実際の運用
全ての工事が滞りなく終わり、無事通電試験も合格して本格運用に入ったとしましょう!
…あとは充電料金と充電時間の設定が問題になります。
一回当たりの価格にするか、それとも時間当たりの単価にするか。
個人的に意見を言うなら、コンセントの場合は1時間あたりの電気代+α(充電回路利用料金)か、回数制なら車種別設定にしたほうがいいと思います。
低圧受電の場合は元々の電気代が30円弱/1kWhなので、充電回路の工事代転嫁を+αとして、100V/10Aなら1時間あたり50円、200V/15Aなら1時間あたり150円が妥当と考えます。タイマーをつけていれば時間制でうまくイケると思います。
チェックイン時に残り容量を見てタイマーを設定すれば無駄がありませんし、充電料金もリーズナブルになるので価値も上がると思います…その意味でも工事地点でのタイマー設置は必須と見た。
車種別回数制なら100V/10Aでも一泊(16時から翌朝8時)として16時間16kWhなのでアイミーブは残量わずかでも満充電に、リーフ初期型なら2/3は充電できます。この場合は電池容量を確認することで充電料金が決まります。
前述の時間制1kWhあたり50円に準じるなら、アイミーブM(10kWh)だと500円、アウトランダーPHEV(12kWh)は600円、アイミーブG(16kWh)、リーフ(24kWh)などは800円になりますが…充電量が半分以上ならアイミーブとアウトランダーは半額、リーフは12kWhと算定すれば600円でもいけるでしょう。チェックイン時に電池残容量を要確認ですが最低2段階以上の設定は必須だと思います。

ざっと挙げましたが…今回は一歩踏み込んでます。
というのも、飛騨萩原の旅館(萩の里別館)が以上条件でも相当安く取付可能と見たからですが(仮に電気工事士の知人に依頼したとすると材料費+工事費で5万円程度)。

プラレール動力部のギア交換(8Tロング)

2018-04-16 17:10:12 | おもちゃ病院
本日は早朝作業で時差勤務のため早帰りです。

帰宅後、おもちゃ病院で預かっているプラレール「アーバンライナー」動力車の故障を直すべくギアボックスを分解していましたが…8Tロングのギアが手持ちにありません.(T_T)
やむなくおもちゃ病院協会から購入した8T通常サイズを使いまわすことになり、たまたま長さを測ったら8Tロングはレギュラー(通常)サイズの約2倍であることに気がつき、ギアの山を揃えて密着させました。
ただギアの穴が車軸より小さいので金属製の車軸を10秒ほど炙らないと入りません…炙りすぎるとギアが解けて使い物にならなくなるので要注意!
このギアは1スピード車も2スピード車も共通で、外形が同じギアボックスなら使い回せます…今回同時に分解した「L特急」も同じ方法で8Tロング代用品が使えました。

他の痛んでいたギアはL特急からパーツを移植、ニコイチ交換は成功。電極も破損していたのでL特急からもらいました。
たとえ壊れていても互換パーツが結構あるので、おもちゃドクターとしてプラレール動力車のドナーは持つべきですね(笑)

どきどきマウンテン・登攀実験

2018-04-15 10:10:03 | プラレール・鉄道
先日萩原おもちゃ病院で出たプラレール「どきどきマウンテン」です。

これはトイザらス限定セットの中に入っていた情景部品で、本来きかんしゃトーマスの車両も同梱ですが、ヤフオクで落札したのは車両のない中古品。
やむなく手持ちの蒸気機関車を走らせて様子を見ました…C61-20号機は3両なら余裕で坂を登りました。
この情景は本来きかんしゃトーマスシリーズに合わせて作られおり、特性上登攀力はありますが、元々3両編成が基本なのであまり期待はできません。

試しに手持ちの車両で登攀実験開始。結果は以下の通りです。
1.DD51寝台特急出雲  ×(軽量だがパワー不足、止まる)
2.C61-20蒸気機関車 〇(4両までなら登る)
3.EF210電気機関車  ◎(ハイパワー車、6両でも余裕)
4.名鉄パノラマカー    ◎(1スピード車、楽々登る)
5.名鉄ミュースカイ    ◎(2スピード車も楽々登る)
6.長崎電気軌道3000型 〇(短いため余裕で登る)
7.ちんちん電車(箱根色) ×(クラッチ機構が滑る)
8.トーマス・メイビス   ×(中のギアが磨り減っている)
9.銀河鉄道999     ×(動力車の錘で重量オーバー)
10.EF65寝台特急富士 ◎(5両でも余裕)
11.485系L特急雷鳥  ◎(ミュースカイに同じく)
12.183系L特急あずさ ◎(モノは485系と同じ)

これはおもちゃ病院の動力車テストに使えます(笑)おもちゃドクターの役に立つ情景部品(笑)
傾向としては1987年以降の電気機関車用1スピード・電車特急用2スピード車ユニットが好成績、逆に2010年前後の蒸気機関車・ディーゼル機関車は軒並み不振(C61だけok)。
1986年以前の旧動力車や2016年以降の最新型はまだ試していません。あしからず

こんどのプラレールひろばin萩原でも色々テストしたいですね…落第車両はおもちゃ病院へ回して実績を稼がせるかも(笑)