平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い2608 経年優化 

2022-06-14 10:33:15 | 日記

年を経るとともに進む「経年劣化」ということは知っているけれど、「経年優化」???

昨日の日経夕刊、「明日への話題」は、三井不動産社長菰田正信さんが、お書きになっていました。

不動産会社の大事な役割は、「街づくりを通して、豊かな社会をつくる」こと。

企業経営では、出資してくれた株主に報いるために、出資して頂いたおカネを使って、利益を上げ、

出資して頂いたおカネに対して出来るだけ高い配当を付けるために、自己資本利益率(ROE)を

大事な指標としている。

菰田さんは、自己資本利益率も大事ですが、不動産会社の場合、街づくりを通して、

「人々の暮らしを豊かにする」「人々に感動を与える」「持続可能な社会を実現する」という役割を

果たすことが、自己資本利益率を高めること以上に大事なこととおっしゃっているのです。

街づくりのゴールは、区画整理し、建物を作り終えることではなく、タウンマネジメントということ

を大切にして、「街が時を経るごとに、味わいが出て、価値が増す、『経年優化』させるために、

建物が出来上がった後も、手を加えて行く必要がある。

そのためには、「出来上がった建物を売って儲けました」で終わるのではなく、出来上がった建物を

所有し続け、手を加えて行き、街全体が価値を増す、『経年優化』を目指す、といおっしゃる

拍手です。

私の最寄駅の一つ、東武アーバンパークライン(旧野田線 大宮~船橋)の七里駅の駅北側にある、

樹齢80年の桜「株立ちのソメイヨシノ3本」が、区画整理のために伐られることが決まっていた。

桜伐採予告掲示を見て、近隣住民が、「桜を守る会」を作り、区画整理組合と区画整理を支援する

さいたま市に対して、反対運動を開始、署名を集め、県知事、市長に陳情し、「伐採するのではなく、

桜を生かした街づくり」を訴えているが、難航。

樹齢80年の桜「株立ちのソメイヨシノ」は、全国的にも珍しく、まだまだ元気で、大変貴重な桜、と、

40年以上全国の桜を見守ってきた玉木恭介樹木医がおっしゃっています。

区画整理組合も、支援するさいたま市も、桜を生かした「経年優化」の街づくりを目指して欲しい。

これからの、街づくりのお手本になりますよ。

七里駅の桜、ウォーキング中に出会った花。栗の花他。

6月14日、「今日は何の日カレンダー」より フラッグデー(アメリカ)
▲楊貴妃、没。38歳(756)▲山鉾巡行の祇園祭り、始まる(980)▲アメリカ、13邦の星条旗を国旗に(1777)
▲松前奉行職が廃止となる(1822)▲新島襄、米国に向け脱国(1864)▲ハワイ、アメリカに併合(1900)
▲オリンピック五輪旗制定。オリンピック復興20周年記念祭のためクーベルタンが考案(1914)
▲隅田川の勝鬨(かちどき)橋完成記念式。シカゴ式双葉跳開橋で橋の中央部分が開閉。開閉式で東洋一(1940)
▲パリ陥落(1940)▲映画倫理規定管理委員会発足(1949)▲フォークランド紛争終結。アルゼンチン軍降伏(1982)
▲横浜地裁、指紋押捺拒否の米人女性に初の罰金1万円の判決(1984)▲ニューヨークのマジソン・スクエア・

ガーデンで、アメリカ初の大相撲公演(1985)▲田部井淳子、マッキンリー登頂に成功(1988)▲岩手宮城内陸地震

死者不明23名(2008)▲イギリスで、公営住宅大火災79人以上死亡(2017)