1月4日、日経「春秋」で、銭形平次でおなじみの岡本綺堂が、「近頃の東京は、回礼者の往来がめっきり減ってしまった」と、晩年の昭和初期に嘆いていた、と紹介されています。
「回礼」とは、年始の挨拶に方々を回ることです。
日露戦争の頃(明治37~38年)までの正月は、おびただしい数の人々が、下町から山の手、さらに郊外へと、行き交って、年始の挨拶回りで賑やかだったが、昭和初期には、めっきり減って、街中がすっかり静かになってしまい、「隔世の観がある」と、岡本綺堂が嘆いたのです。
これは、大正時代に、年賀状のやりとりが定着し、年始の挨拶に行くことの代わりになったようです。
その年賀状、20年ほど前、44億枚をピークに、今年は、10億7千万枚とか。
年始挨拶のエースだった「年賀状」が、メールやSNSに取って代わられているのです。
更に、高齢化が進み、年賀状の上得意である、方々が、年賀状から抜けて行ってしまいつつあるのです。
年賀状卒業者や、メールやSNSに取って代わられて、減る一方の年賀状、採算が合わないからと、大幅値上げ、し、マスマス減る、衰退の悪循環に陥っているようです。
メールやSNSに取って代わる、年賀交流の新しいスタイルが、また出てくるのでしょうか。
ドラえもんの「どこでもドア」みたいナものが開発され、新年の挨拶をしたい人のところに、すぐ行けるなんてこと、あるかもね。「どこでも年賀ドア」
最悪のパターンは、バカな政治家が起こす、核戦争で、人類が滅亡、年賀の挨拶をする必要がなくなること。
「どこでも年賀ドア」の人の世を目指して、世界から戦争を無くし、平和を実現するように、頑張りたいですね。
(年賀状卒業して5年。ブログは、年賀状代わり、安否確認の大事な役割を担ってくれています。
2日前に、ハッカー事件で、ブログが使えなくなり、オタオタしました。)
1月4日、「今日は何の日カレンダー」より 官庁御用始め、石の日
▲源義朝、討たれる(1160)▲スパルタクス団などがベルリンで蜂起(1919)▲日米国際電話開通(1922)
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▲名古屋城の鯱鉾のうろこ58枚盗まれる(1937)▲第1次近衛内閣総辞職(1939)▲GHQが軍国主義者の
公職追放、超国家主義団体解散指令(1946)▲ビルマ共和国(現ミャンマー)が独立(1948)
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される(2018)▲闘将星野仙一元中日・阪神・楽天・全日本監督死亡(2018)▲バイデン大統領が、3日に、
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