いとう大の徒然日記

神栖市を今より少しでも発展させて、次の世代に引き継ぎたい!

視察報告

2010-05-14 12:23:31 | 政治活動
先日参加した、議会運営委員会の視察研修では、北海道北広島市議会と小樽市議会の方から、「議会改革について」などを中心に、さまざまな説明をいただくことができました。

そのうち、現在の神栖市議会では行っていないものについて、ご紹介させていただきます。


①一問一答方式

神栖市議会の一般質問は、質問者が用意してある質問をまとめて行い、それに対して市側もまとめて答弁する「一括方式」ですが、北広島市議会では、質問と答弁がかみ合わないことや、議論がどこまで進んだか傍聴者に分かりづらいなどの問題が指摘されていたことから、「一問一答方式」を試験的に導入しており、40分以内であれば何度でも質問ができるとのことでした。

これについては、同じような質問と答弁が繰り返される可能性もあるとは思いますが、質問する側はやりやすいのではないかと思いますし、傍聴者にも議論が分かりやすいと思います。

答弁する側は、少し大変かもしれませんが…


②反問権

議会での質問は通常、議員から市側に対して行われますが、反問権は、反対に市長などが議員に対し質問することを認めるものです。

これについては、北広島市議会、小樽市議会ともに、時期尚早ということで導入は見送ったとのことですが、主な理由としては、反問権をどこまで認めるか?つまり、議員からの質問趣旨が不明確な場合に、その内容についてのみ認めるのか?あるいは、議員の考え方にまで踏み込んで質問することができるのか?などという検討課題があるようです。

これを導入すれば、質問する議員側にも緊張感が高まりますので、思いつきや内容の薄い質問をする議員が少なくなるのではないかと思いますが…


③夜間議会

議会が開かれる時間は、通常、平日の午後5時頃までですが、それでは日中仕事をしている方などが議会を傍聴できないので、小樽市議会では、そのような方のために、試行的に夜間議会を実施したそうです。

それによって、仕事帰りの方などの傍聴者が増えることを予想したようですが、結果として傍聴者は増えたものの、その多くは高齢者の方だったそうです。


それだから即、夜間議会の効果が薄かったということにはならないと思いますが、夜間議会を開催すると、職員の手当が別途発生してきますので、その費用対効果をどう見るか?だと思います。

また、神栖市議会では、近々議会のネット中継が始まりますが、そうするとネットを活用されている方にとっては、夜間議会の意義は低いものになってしまう可能性があると思いますので、そのあたりの考え方の整理が必要かと思います。



以上の通りですが、これらについて、神栖市議会でも実際に取り入れていくかどうかは別として、きちんとした議論は、始めるべきだと思います。

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写真は、母の日にお花を買ったお店から、いただいたものです。

めずらしい色のカーネーションなのだそうです。


以前はほとんどありませんでしたが、最近は自宅用や事務所用にお花を買うことが増えました。

間接的に、ある人の影響をいつの間にか受けたのだと思っていますが、そのように、私にあまりなかった部分、全くなかった部分について、影響を与えてくれる人の存在は、本当に大切です。
コメント (11)
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