三流読書人

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ドングリ小屋住人 

出生と死亡

2005年06月02日 08時59分04秒 | 教育 
厚生労働省は、1日、2004年の人口動態統計を明らかにした。
それによると、一人の女性が生涯に産む子どもの平均数が、1.29人だったことがわかった。
細かく見ると1.2888で、過去最低だった前年の1.2905を下まわる。少子化に歯止めがかかっていない状況が浮き彫りになった。
昨年成立した「年金改革関連法案」は、出生率が1.30台で底を打ち、2050年には1.39まで回復するとの推計を前提としている。
出生数は前年より1万3千人少ない百11万1千人で4年連続で過去最低を更新。一方死亡者数は前年比1万4千人増の百2万9千人であった。人口の自然増加数は8万2千人となり、初めて10万人を下回った。
私の住む人口2万人ほどの町では、2005年4月だけの数字で、出生が10人、死亡が24人である。
人口は減り続ける。子どもを産まない、というより、産めないのではないだろうか。
要するに未来に展望をもてない国なのだ。