ニューヨークタイムズ22日付は、「日本のために無罪判決を求める戦争神社」という見出しの記事を掲載した。この記事は、靖国神社は、戦前の中国や韓国への侵略、さらには米国に対する攻撃を正当化するものであり、「靖国史観は、ほとんどのアジア人、アメリカ人が受け入れることができない」ものと指摘。靖国神社は「軍国主義の過去を再評価しようとする動きの象徴的中心」であり、「日本と近隣諸国との関係悪化の核心」とし、最近では、極右派だけでなく、主流派の政治家やニュースメディアも「靖国にまつられた14人の戦犯に罪はなく、したがって日本はそれほど悪くはなかったのだ」という主張を、よりおおっぴらに表明し、小泉首相の靖国参拝もその流れの中にあるとする。特に注目されるのは、米国に対する日本の攻撃の問題をとリあげて、靖国神社が「米国は大恐慌からのがれるために、真珠湾攻撃を日本に強要した」と宣伝している、ことを大きく取り上げていること。
このニューヨークタイムズの記事は、パリで発行され、世界各国で印刷されている「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」紙23日付にも掲載された。アメリカをはじめ世界のマスメディアが靖国史観を注目しはじめた。
(以上は 6月24日付某紙朝刊から)
このニューヨークタイムズの記事は、パリで発行され、世界各国で印刷されている「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」紙23日付にも掲載された。アメリカをはじめ世界のマスメディアが靖国史観を注目しはじめた。
(以上は 6月24日付某紙朝刊から)