秋暑し再び茄子の花ざかり 平松 措大
その後の身にこたえたる残暑かな 清崎 俊郎
年々、夏の暑さが厳しく感じられる。
なかば発狂しつつ、この残暑に耐えている。
《…秋立って、おいおいと涼しくなるべきに返って暑さが退かず、いや猛威をふるって暑さの極みになることがある。夏の暑さよりは人間の身体に悪く、暑気中り(あたり)などはこの残暑による事が多い。裸になるのを戒め、寝相を正されるなど子ども、老人は殊にこの残暑の気候にには健康を損なわれやすいのである。年によると残暑の方が、炎暑より気温が高く人をして息喘ぐ苦しさを味わすことがある。 》
などと歳時記(『新撰俳句歳時記』明治書院 抜粋) にある。
夏の季語である。
その後の身にこたえたる残暑かな 清崎 俊郎
年々、夏の暑さが厳しく感じられる。
なかば発狂しつつ、この残暑に耐えている。
《…秋立って、おいおいと涼しくなるべきに返って暑さが退かず、いや猛威をふるって暑さの極みになることがある。夏の暑さよりは人間の身体に悪く、暑気中り(あたり)などはこの残暑による事が多い。裸になるのを戒め、寝相を正されるなど子ども、老人は殊にこの残暑の気候にには健康を損なわれやすいのである。年によると残暑の方が、炎暑より気温が高く人をして息喘ぐ苦しさを味わすことがある。 》
などと歳時記(『新撰俳句歳時記』明治書院 抜粋) にある。
夏の季語である。