伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

月と枯れ木と飛行機と

2021年01月03日 | 
 朝に月が浮かぶことは珍しくない。昨年12月30日が満月だった。そこから4日が過ぎてほぼ半分に欠けた。午前9時頃になるだろうか、西の山陰に沈んでいく。

 枯れ木と白い月。朝の寒々しさが表現されるようで、見かけると、このんで撮る構図だ。

 たまたま、西の空を航空機が横切っていた。



 月と枯れ木と飛行機と。

 一つの画面におさまった。願わくば、飛行機がもっと近くを飛んでくれれば良かったのだが。ただし、近いと見かけ上の高度が高くなるだろうから、この三者を1つの画面に納めることは難しくなっただろうけれど・・。

 飛んでいる航空機は、たしか、ANAのフランクフルト発の羽田便。大陸側からくる成田便はほぼ頭上を飛ぶ。しかし羽田便は、古殿辺りなのか、石川辺りなのか、私の住む遠野よりずーっと西を飛んでいく。私の自宅からは木立がじゃましてみることができず、音だけが聞こえることがある。

 たまたま散歩に出ていたので、西の空を見渡すことができたのだ。

 この朝、頭上を飛んで行ったのはポーラエアーカーゴのアメリカ・オクラホマ州シンシナティ発の成田便。よく見かける貨物用の機体だ。貨物機は大概、旅客用より飛行高度が低く、しかもゆっくりと飛んでいく。きょうも轟音を響かせながら頭上を横切って行った。



 そういえば・・元旦の朝、いつもより遅めの愛犬の散歩中、きょうポーラ機を見上げたほぼ同じ地点で珍しい飛行機を見た。



 スプリング・エアーライン・ジャパンの航空機だ。成田発なのだが航路がユニーク。飛行している機体の所属や出発地、行先、そして航路は、アプリの「フライトレーダー24」を使って確認できるのだが、群馬県上空から栃木県に入り、那須塩原付近を西から東に飛び、福島県いわき市遠野町にいる私の頭上を南に旋回しながら茨城方面に向かって飛行していった。



 行先は「該当なし」を意味する「N/A」となっている。この航路から考えるに成田に帰るのだろう。成田発着の便・・ああこれ、もしかして、最近ニュースでやっていた、新型コロナで需要が落ち込んでいる旅客機利用を確保するために、機内食の提供などを交えて周遊飛行のサービスを提供している機体ではないだろうか。

 アプリの表示範囲を拡大して、全ルートを確認してみれば良かったのだが、もしかして、この飛行ルートは成田を出て南に飛び、富士山辺りで初日の出を見て、北上しながら機内食で朝食に舌鼓を打ち、成田に帰るというコースだったのではないだろうか。いわき上空から成田までほぼ25分で着くようだから、最後の飛行を楽しんでいるところといったところ。

 あくまでも想像だが、もしその通りなら、空から素敵な初日の出に感激できたのだろうと思う。

 昨日の朝だが、青空を飛ぶ千切れ雲が彩雲に染まっていた。朝の散歩は、鳥や景色の花々意外にも様々な事物を見せ、楽しいひと時を提供してくれる。ただ、今の季節、寒いのが玉にきずだが。

 散歩のお供の愛犬は、最近は、天気が良ければ小屋の外につないでいる。太陽が照らすところは暖かいので、小屋の中よりは楽に過ごせるだろうと思うからだ。古着を敷物にしてのんびりと過ごす愛犬ノア(ラブラドールのミックスで13歳)とマメ(元生後2か月程度のノラ子犬で12歳)。狛犬を左右逆に置いたようにポーズをとっている。本当はかまって欲しいようなのだけれど・・。





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