伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

国保税は据え置き――6月定例会の主な議案を紹介します

2019年06月06日 | 市議会


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市議会6月定例会
国保税は据え置き、湯本財産区公衆浴場の使用料引き上げなど提案へ



 6月13日に開会予定の市議会6月定例会に提出される議案が公表されました。議案は条例改正案が17件、約7億6339万円を増額する一般会計補正予算など補正予算案3件、工事請負契約などその他の議案が9件、人事案4件と諮問案1件が追加提案される予定となっています。主な議案と補正予算案に計上された事業を紹介します。


条例改正案

■常磐湯本財産区公衆浴場条例
 午後3時から午後10時までとなっている上の湯の利用時間を午後4時から午後9時までとし、湯本駅前みゆきの湯の使用料を12歳以上300円(現行250円)、6歳以上12歳未満150円(同120円)などとするものです。

■さはこの湯公衆浴場条例
 利用料金の限度額を230円から300円に引き上げます。利用料金は限度額の範囲で、市長の承認を受けて指定管理者が定めることになります。

■体育館施設条例
 総合体育館の空調設備や照明灯などの改修にともない、施設の使用料と照明の電気使用料を改定するものです。あわせて、これまで数時間ごとの区分で定めていた使用料金を1時間ごとに変更します。
 照明使用料は、LED化にともない、1時間2200円を900円(大体育館で全灯使用の場合)に減じます。
 施設の使用料には冷房などの空調使用料も含み、使用の状況によって、現行よりも高くなる場合も、安くなる場合もあります。

■国民健康保険条例等
 今年度の国保税は、現行税率のままでは赤字となることが想定されるものの、国保基金から不足する財源を繰り入れることで据え置きとし、補正予算を編成しました。
 一方、条例改正案には賦課限度額を基礎課税額で3万円引き上げ、合計96万円とし、軽減基準を5割軽減で5千円、2割軽減で1万円引き上げて、それぞれ対象となる加入者を拡大する内容が盛り込まれています。
 この措置により、5割軽減で約100世帯、2割軽減で約80世帯が新たに該当する見込みです。

■文化センター条例
 耐震補強工事により施設の配置や面積に変更が生じたために、使用料を変更するものです。単位面積当たりでは料金の変動はありません。


財産取得案

 小型携帯線量計を250台購入する契約を結びます。事故後に購入した1万800台を更新するもので、この間の利用実績の推移を踏まえた台数を購入するものです。
 指名競争入札により取得価格は2160万円、契約の相手方は植田電機株式会社です。


補正予算案

 一般会計補正予算案に計上された新たな事業は以下の通りです。1千円単位は切り捨てて表記します。

■民間社会福祉施設(障がい者施設)補助金
 新設及び改修を計画する2ヵ所の障がい者施設に対し補助するもので、補正額は3億2649万円です。


■公立保育所整備事業費
 平・神谷に立地する「あさひ保育園」の改築工事を実施するための補正予算で、補正額は2億4150万円です。

■保育所事務費
 本年10月からの幼児教育無償化の対象外で、実費徴収することになる、公立保育所32ヶ所の副食材料費の管理のために必要なコンピューターシステム改修の補正予算で、補正額は1028万円です。

■UIJターン支援事業費
 東京からのUIJターンの促進等を目的とした国の移住支援政策に基づき、東京23区に5年以上居住など一定の要件を満たす移住者に移住支援金を支給する事業です。支援金は、単身で60万円、世帯で100万円。補正額は2052万円です。


文=伊藤浩之





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