写真は昨日、深山田瀬谷家(遠野町最後となった紙漉き職人)の楮畑の伐採作業中に撮影したもの。21日に空だ。中層を流れる雲(たぶん雪を降らせる乱層雲が千切れた雲)の背後に浮かぶ高層の薄雲にはハロが見えていた。
ハロは雲を作る氷の粒で太陽光が分光して発生する現象。高層の薄雲がハロに適した雲だったようだ。
保存会員は畑の楮の枝を次々に伐採していった。
楮畑の一隅につくしが芽吹いていた。
今シーズン初めて見た。
今日は深山田の別の畑で伐採作業をした。ここではホトケノザの花を見た。
タンポポも咲いていた。
このタンポポの種類を確かめるためガクの様子を見た。下に向って反り返っていればセイヨウタンポポ、閉じていれば和種のタンポポの可能性が高い。結果、閉じているような、反り返っているような・・よく分からない。両者の雑種で見分けにくいものもあるという。この花もそのようなものかもしれない。
伐採した楮の枝は、学舎で一定の長さに切りそろえ、大釜で湯を沸かし、立ちのぼる水蒸気でふかす。
ふかした楮の皮をむいたり(楮はぎ)、楮の皮から黒皮と甘皮を削ぎ落として白皮を作ったり(しょしとり=表皮取り)の作業が2日間続いた。白皮にしてたぶん4kgから5kg程度を作ったと思う。
彼岸の中日があったため今回の作業は木曜日と金曜日にしたが、来週は通常通り火曜日、水曜日に作業するという。しょしとりをしなければならない未処理の皮はまだまだ残っている。4月になってもこの作業が続きそうだ。
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