伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

活動日誌№195を発行しました

2017年05月15日 | 活動日誌
 活動日誌を、昨日付の一般紙に折り込みました。

 今号では、1面にウグイスとコジュケイの写真を掲載しましたが、「鳥の写真はいいね」と遠野町の住民からほめていただきました。ありがとうございます。

 さて今号では、本ブログに以前に書いていますが、憲法記念日の「ミナセン」の講演会と、福島平和訴訟の第2回口頭弁論について記載しました。

 また、遠野町にサルが出没していることから、サル対応の注意点などを記載しました。

 小さい画像はサムネールですので、クリックいただけると、大きな画像でご覧いただけます。











■コラム

ホーホケキョ。一般的にウグイスはこう鳴く。しかし、ホーホキチョなど実際は千差万別。しっかりと個性を持っていて、鳴き声を聞き比べると面白い▼一方、安倍首相の改憲への執着は面白いものではない。この5月3日には、修正した憲法を2020年度に施行させようと言い出し、改憲論議を促進させようとしているのだ▼そもそも九条は、1項と2項で戦争と武力行使を「永久に放棄」し、戦力の不保持と国の交戦権否定を宣言している。これに、自衛隊を明記する条文を加えたいという。座りが悪い。九条の格調が損なわれてしまう▼庭でコジュケイが「チョットコイ、チョットコイ」と鳴いた。いやいや、「チョットマテ、チョットマテ」、国民は首相にこう言いたいのではないか。


■憲法記念日講演会
 野党共闘が国民の怒りの受け皿に-ジャーナリストの脇さん語る


 憲法記念日の5月3日、いわき市文化センターで、「ミナセン浜通結成準備会」による憲法記念日講演会が行われました。安倍首相の進める政治は、どこか独裁的な色彩が漂います。周りの者が何も言わず、同じ方向になびく。どこか異様です。再選を考えると、支持率が一定ある安倍首相に異論を言えない、そんな空気があるのではないでしょうか。そんな中で開かれた講演会です。

 「ミナセン」はみんなで選挙にいこうという呼びかけの略語らしく、野党共闘をすすめ自民と公明連合に対抗しうる力を持ち、選挙に打ち勝つことをめざす市民団体です。
 この日は、ジャーナリストの脇正太郎さんが「『ポスト安倍政治』を展望する」と題して講演しました。

継続する安倍政権には野党にも責任が

 安倍政権が、一定の支持率をもって政権を担っているのに、演題がなぜ「ポスト安倍政治」なのか。

 脇さんは、講演会の頃には安倍首相がやめていると思っていて、見込み違いだったと心情を語りました。一方、そうなったのは野党の責任もあるとずばりと踏み込みました。耳が痛い。

 確かに、安倍内閣の大臣たちの失言続きという状況や安倍首相自身にふりかかる森友疑惑もある。安倍首相ののらりくらりを詰めきれていない責任はあるでしょう。

日本に必要なのは政治力

 脇さんは、安倍政権が北朝鮮の問題に対して軍事的対応を強めていることに関して、これは日本の「外交力の劣化」であり、日本が中国、韓国、北朝鮮などアジアから孤立しているというのです。そして、「(日本に)いま、必要なのは軍事力ではなく政治力」といいます。

 また、安倍政権の問題点を、①森友学園や加計学園の問題などに見る「忖度」の政治、②原発被災者の切り捨てなど「棄民」の政治、③共謀罪の導入など黒を白と言いくるめる政治、④憲法改正に固執する焦りの政治、と4点にまとめました。

メディアと市民が手を結んで真実追及を

 その中で、メディアも萎縮し、安倍政権を「忖度」する形の報道となっているとして批判しました。同時に、市民がメディアと距離を置くことは権力を喜ばせるだけになるので、メディアと市民がいっしょになって真実を追求してほしいと話しました。

お試し改憲はさせないで

 また、安倍首相の悲願は九条の改正で、そのために公明党や維新の党が主張する、憲法に環境権や教育の無償化などを入れる検討も必要だと言い出したことに、これらは政策レベルで実現できる問題で、改憲は必要がないとし、こういう「お試し改憲」を許してはならないと話しました。

自公政権を倒す力は野党連合

 脇さんは、最後に、安倍自公政権を倒すためには野党共闘しかないとして、「情勢は厳しい物がありますが、しかし与党にも打てる手はなくなってきている。野党共闘が国民の怒りの受け皿になってほしい」と要請していました。

 次の総選挙は、日本の先行きを左右する大きな意味を持った選挙になると、あらためて感じました。野党共闘の実現。責任は重いなと痛感します。


■戦争体験者が口頭弁論・福島平和訴訟
 ――地裁いわき支部


 安全保障法制(戦争法)は憲法違反。多くの憲法の専門家が指摘します。その危険性も左ページの記事で伝えられるように、浮き彫りになってきました。

 だいたい、米艦防護は、日本人を救出した艦艇を防護するためと繰り返し説明していました。今回の米艦防護は、日本人の救出とは全く関係がないものです。あの時の政府・安倍首相の説明は何だったのでしょう。

 こうした安保法制は憲法違反だと全国で20の裁判所に提訴されています。福島地裁いわき支部にも、いわき市民が違憲の確認などを求めて提訴しています。福島平和訴訟です。

 4月26日に第2回口頭弁論が開かれ、戦争を体験した原告の1人が、体験を踏まえ、戦争によって受けた身体的、精神的な損失を訴えました。

 この原告は、戦中に配属された中国の蘆州(ろしゅう=ルーゾウ)で、中国人の物を盗んだり、捕まえた中国青年の脇腹を突けと命令された(結局、突くことはなかった)体験を持ち、これらを無批判に受け入れていたとして、「当時の国民の1人として微小ながら罪(戦争責任)の一端を負っている」と心情を語りました。

 裁判は今後も継続し、安保法制の違憲性を問うことになっています。

■サルが出た
 こんなことに注意しましょう



 遠野町上遠野で、下校途上の中学生がサルにひっかかれる事件が発生し、捕獲用のワナが設置されました。サルの対応の注意点をまとめてみました。

■戸外にエサになるものを置かない
 エサがあるとサルが定着します。かわいくても餌付けは絶対にダメ。

■戸締りと施錠をきちんと。2階も。
  開けたままだとサルがとびらや窓から侵入し、室内を荒らす危険性があります。

■目を合わせない。驚かせない。エサを見せない。
  目が合うとサルは挑戦されたと思います。目が合ってしまったら視線をそらさないこと。弱いと思われて襲われる危険があります。

■出会ったら逃げ出さない
  弱いと思われて襲われる危険性があります。距離がある場所で気づいたら、そっと立ち去ること。


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