伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

ヒクイナの声が聞こえた。ちょっと前にはブッポウソウが飛んだ。

2021年07月31日 | 日記
 4月28日に、その声がヒクイナだということを初めて知った。昨年も聞いているかもしれない。しかし、それがヒクイナ声だとは分からなかったのだと思う。ただ謎の声、不思議な声と思っただけだと考えていたのだろう。

 しかし、今年はネット検索で、うまい具合に、この声の正体に行き着いた。音声で確認しても、ヒクイナに違いない。

 その時は、きょう聞いた場所とは少し離れた場所だった。ここいらの水田地帯が繁殖場所になっているに違いない。4月は、ここから直線でおおよそ500m程離れたため池付方向からだった。いずれにせよ、ここら一帯のどこかにヒクイナが渡ってきて、子育てをしていると考えて良いのだろう。

 まだ、姿を見たことがない。「声はすれども・・」というが、今こんシーズン、残りも短いだろうが声も姿も見てみたいものだ。

 ここら辺は、渡り鳥を見るチャンスが他にもあった。

 送電線の高い鉄塔。30m~40mもあるだろうか。昨年のやはり今頃、鉄塔の上の方に飛んだり、止まったりを繰り返す鳥を見た。大きさはハト程度に見えたが、カラスは鉄塔などに巣を作ることがあるので、カラスだと思った。しかし、様子が違う。よく見ると4、5羽がじゃれ合うように飛び回っていた。ジェッ、ジェッという声も聞こえた。写真で調べてこの鳥がブッポウソウだと分かった。名は知っていたが、この時初見だった。

 さて、今年の出会いは悔いが残る出会いとなった。

 愛犬の散歩をしていると、どこからともなくジェッという声が鳴き交わしている音が聞こえてきた。どこにいるんだろう。ほぼ地面と平行または若干上寄りの視線を投げても、なにも見えない。その辺りがいつもの散歩の折り返しなのだが、その間、この声がずっと聞こえていた。

 どこから聞こえているのだろう。ふと、頭上を見上げると何羽かの鳥が飛び交っている。ジェッ、ジェッと鳴いているのはこの鳥だ。ブッポウソウに違いない。確信した。



 高度がある。30m、いや40m・・。ジェッ、ジェッと声を発し、羽ばたきながら水平飛行、時折、猛禽類のように羽根を広げたまま滑空する。上空に6羽ほどが輪を描いて鳶ながら、やがて林の梢の陰に消えていった。

 写真を撮ろうとしたのだが、この日に限って一眼レフカメラを持ってこなかった。最近、野鳥を見る機会が減っていた。「今日はいいか」と思い、高倍率のコンパクトデジタルカメラだけを持って出かけた。空にレンズを向け、画角に納め、ピントを合わせようとするが、動いている鳥を追うことはなかなかたいへん。数枚しかシャッターを切ることができなかった。それでも何とか写っていてくれたことは、幸運だったといわざるをえない。

 一眼レフカメラなら、ピント合わせも、動いている鳥を追うことも、はるかにたやすくできるし、画素数の違いから画像の精度も高いのにと、その日の自分の判断ミスを呪ったものだ。以来、再び、一眼レフを背負って散歩を続けている。

 しかし、もうブッポウソウは姿を現わさない。昨年もそうだったが、どこかに渡っていく途中に、この辺に立ち寄るようで、見られるのは1日、2日という短期間なのだ。カメラは準備しているが、結局、撮影できないまま日が過ぎてきた。

 ブッポウソウは、どうも来年までおあずけになりそうだ。

 そのブッポウソウが見られた場所にはハスの田んぼがある。一昨日に花が咲き始め、朝の散歩を彩っている。

 



 白いハスの茎にバッタがしがみついている。フキバッタか・・。

 休耕し原野化している田に咲いたセリの花に、バッタが飛んでいった。



 イナゴのようだが、おそらくヒゲマダライナゴ・・。

 原野を荒らすのはクズ。草刈りの時にからまってうんざりする。しかし、花はきれいなのだ。



 ホタルブクロもまだ花が残っている。



 コバギボウシは朝露に濡れていた。



 朝は、爽やかな空気が流れる。しかし、昼に向けどんどん気温が上がる。暑さには気を付けたいものだ。

 ホタルブクロもまだ花が残っていた。


 


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