伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

ロシア製輸送機が飛んだ

2021年10月30日 | 航空機
 その機を見たとき、米軍輸送機と確信した。T字の尾翼、4発のジェットエンジン。短めの翼。そっくりなのだ。ところがいつも見る灰色の塗装とは違う。青いラインなどが見えた。珍しい。



 珍しいのは塗装ばかりではない。時々見かける米軍輸送機は、たいがい西に向かう。というより、いつも西に向かう。横田か、それ以西にある米軍基地をめざしているものと思う。この機は南に向かっている。通常、成田に向かうコースだ。

 アプリケーション・ソフト「フライトレーダー24」にも、出発地や飛行コースの情報が掲載されている。
 その情報をよく見ると、ヴォルガ・ドニエブル航空という民間の航空会社で、ペトロハバロスクを出発し、行き先は不明となっているが、コースと到着にようする時間を見ると、成田に向かっていることは間違いないだろう。同社は、貨物や旅客の輸送を行っているようだが、使われていた機体はロシア製の輸送機であるイリュージョンIL76TDという機体。ロシア軍も使用している機体だ。貨物輸送をしているのは間違いない。

 米軍輸送機にそっくりな形態をしているのは、もともと、米軍機を参考に製造されているためらしい。しかし、悪路でも離発着できるように、ランディング・ギア(着陸のための脚)は、より強固に作られているという。

 今までも飛んでいるのだろうが、見かけるのははじめてのことだった。



 今朝の空では、珍しく横向きの航空機を見かけることができた。西の空が見渡せる場所で、南に向かう機を見かけたのだ。
 フィン・エアーのヘルシンキ発成田行のエアバスA350だ。ユーラシア大陸やアンカレッジ発の機は、たいがい頭上から東を飛ぶことが多いのだが、同社の機は、西側にコースを取ることが多いように思う。

 平面距離で、おそらく10km程西、高度は6,600m程。だいぶ遠いので、画像は不鮮明だが、よく写ったものだ。

 ほぼ上空を西に向かったのは中国航空の大阪行き貨物機。アンカレッジを出発したボーイング747だ。これも音が聞こえる前にたまたま見つけたので、横向きから姿を捕らえることができた。



 さて、明日以降、どんな珍しい飛行機が飛ぶだろうか。なんとなく心待ちにしている。


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