この季節に咲く桜は何か。以前、調べたことがあるが、シキザクラというものがあった。たぶんこれもシキザクラだろう。
あらためて調べて見た。
シキザクラの特徴は、春と秋の2回咲くという点。他にも、ジュウガツザクラとコバザクラ等があるようだが、花の特徴からみるとシキザクラで間違いがないようだ。
地上の草むら・・といっても、これまでの草刈りが功を奏して、それほど丈は高くないのだが、その分、草花がよく見える。
たぶんヨメナと背後にあるのはハナタデ。黄色い小さな花もあったのだが、こちらは名前が分からない。
場所を移して深山田のコウゾ畑。日当たりのよい斜面の草はそれなりに育っていた。そこにあった白い花。
オトコエシと思って写真を撮ったのだが、どうも花の様子が違う。オトコエシの花のシベは上に立ち上がっているのだが、この花のシベは横に広がっている。花ビラの形も、オトコエシは楕円型なのに対し、こちら昔の大阪万博のシンボルマークのように見える。
調べると、こんな形で小花の集合花をつけるのはセリ科の植物のようだ。四苦八苦して検索して、応えに行き着いた。
ヤマゼリ。
それがこの花のようだった。
白い小花の集合体はオトコエシ。そう思い込むのはやめにしよう。
作業は2時間ほどで終了。散会した。
ところで、今日は、曇っていて涼しかった。草刈りをしていても汗をかかず、作業も心地良い。いや、それは良いことなのかは分からない。新陳代謝の機能が後退してしまったのかも・・。ああ、恐ろしい。
しかし、昨日の天気は良かった。用事で入り遠野に向かった時、こんな雲を見つけた。
山並みは遠野町と三和町を隔てる山並み。湯の岳、天狗山、三大明神から鶴石山、馬場山につながる山地だ。その山並みに沿って雲が細長くかかっていたる。まあ、山々が傘を被った感じか。青空の中にぽっかり浮かぶだけに、よく目立つ雲だった。
この雲を見ながら、かつて読んだ新聞記事を思い出した。
たしか、勿来高校の化学部が、遠野町入遠野の山地で木が立ち枯れする原因を研究したものだった。記憶では、酸性雨がその原因とされていた。遠野地区は、工場等はそれほどなく、車両の通行台数もそれほど多くはない。それなのに酸性雨?と思うが、その原因を探求したのだ。それによると、勿来地区の工場地帯で発生する大気汚染物質が、海風にのって県道20号線のある谷間等に沿い入遠野地区まで到達する。そして、前述の山地に沿って上昇し雲を形成、酸性雨となって降り注ぐ。
おおよそこんな結論を出していた。
酸性雨が大きな問題になり始めた頃のことだから、何年前のことだったろう。20年、いや30年・・いずれにせよ、だいぶ昔に読んだ記事だ。しかし、その内容は鮮明に覚えている。時分の住む地域のことだったし、高校生の研究ということから、インパクトが強く、記憶に鮮明に残ったのだろう。
昨日見た雲が、あの当時のように酸性雨を降らせる雲だとは思わない。しかし、この雲は、あの時の研究の一端にあったように、山並みに沿って上昇した地上の空気が作り出したのではないかと考えた。地上と空の関係性を垣間見て、貴重な勉強ができたような気がする。そんな景色だった。
あらためて調べて見た。
シキザクラの特徴は、春と秋の2回咲くという点。他にも、ジュウガツザクラとコバザクラ等があるようだが、花の特徴からみるとシキザクラで間違いがないようだ。
地上の草むら・・といっても、これまでの草刈りが功を奏して、それほど丈は高くないのだが、その分、草花がよく見える。
たぶんヨメナと背後にあるのはハナタデ。黄色い小さな花もあったのだが、こちらは名前が分からない。
場所を移して深山田のコウゾ畑。日当たりのよい斜面の草はそれなりに育っていた。そこにあった白い花。
オトコエシと思って写真を撮ったのだが、どうも花の様子が違う。オトコエシの花のシベは上に立ち上がっているのだが、この花のシベは横に広がっている。花ビラの形も、オトコエシは楕円型なのに対し、こちら昔の大阪万博のシンボルマークのように見える。
調べると、こんな形で小花の集合花をつけるのはセリ科の植物のようだ。四苦八苦して検索して、応えに行き着いた。
ヤマゼリ。
それがこの花のようだった。
白い小花の集合体はオトコエシ。そう思い込むのはやめにしよう。
作業は2時間ほどで終了。散会した。
ところで、今日は、曇っていて涼しかった。草刈りをしていても汗をかかず、作業も心地良い。いや、それは良いことなのかは分からない。新陳代謝の機能が後退してしまったのかも・・。ああ、恐ろしい。
しかし、昨日の天気は良かった。用事で入り遠野に向かった時、こんな雲を見つけた。
山並みは遠野町と三和町を隔てる山並み。湯の岳、天狗山、三大明神から鶴石山、馬場山につながる山地だ。その山並みに沿って雲が細長くかかっていたる。まあ、山々が傘を被った感じか。青空の中にぽっかり浮かぶだけに、よく目立つ雲だった。
この雲を見ながら、かつて読んだ新聞記事を思い出した。
たしか、勿来高校の化学部が、遠野町入遠野の山地で木が立ち枯れする原因を研究したものだった。記憶では、酸性雨がその原因とされていた。遠野地区は、工場等はそれほどなく、車両の通行台数もそれほど多くはない。それなのに酸性雨?と思うが、その原因を探求したのだ。それによると、勿来地区の工場地帯で発生する大気汚染物質が、海風にのって県道20号線のある谷間等に沿い入遠野地区まで到達する。そして、前述の山地に沿って上昇し雲を形成、酸性雨となって降り注ぐ。
おおよそこんな結論を出していた。
酸性雨が大きな問題になり始めた頃のことだから、何年前のことだったろう。20年、いや30年・・いずれにせよ、だいぶ昔に読んだ記事だ。しかし、その内容は鮮明に覚えている。時分の住む地域のことだったし、高校生の研究ということから、インパクトが強く、記憶に鮮明に残ったのだろう。
昨日見た雲が、あの当時のように酸性雨を降らせる雲だとは思わない。しかし、この雲は、あの時の研究の一端にあったように、山並みに沿って上昇した地上の空気が作り出したのではないかと考えた。地上と空の関係性を垣間見て、貴重な勉強ができたような気がする。そんな景色だった。
今では、松食い虫で松枯れはあるものの、以前のような酸性雨による被害はないように思います。
今年は、草刈り回数も多く、その結果、身の回りの草花がきれいに目立っているように思います。
里山は、手をかけないと荒れてしまうものの、人の手が入ることで、良い環境が保たれると聞きますが、草花の様子を見ると、その通りだなと思います。
このことを忘れないようにしたいですね。
「背高泡立草」だって、辺り一面を黄色に染めると見事ですよね。
(一方で、こんなにも増えてしまったのか、とがっかりもしますが。)
さて、勿来高校生の酸性雨の記事、すごい洞察ですね。あっぱれです。
実は私も学生の頃、福島の伏拝というところで、NOx(窒素酸化物)の調査をしたことがあり、それを思い出していました。
たしか、国道を走る自動車から、どの時間帯にどれだけのNOxが排出されているのか、というのを調べていたような気がします。それ以上詳しい内容までは思い出せないのですが(泣)
昔と違って、車もだいぶクリーンになったんでしょうから、今と昔を比較してみても面白いのかな、とも思いました。
もちろん、今は調査する術もないですが・・・