伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

滝大同大池の水鳥

2020年02月08日 | 
 深秋から水を抜いていた滝大同大池。農業用の大規模なため池だが、もともと水底だった池の底には、小さな水の流れがあり、川べりに立つサギ類をよく見かけていた。

 4月29日の大雨の時、水が半分程溜まっていたのだが、春の農作業に向け湛水したのだろうか、池一杯に水をたたえていた。

 最初に気が付いたのはカルガモだった。10羽程度の群れが水縁に隠れるように浮かんでいた。



 この2羽の様子は、まるで出航を待つ船舶のようだ。


 少し先の水面にたくさんの水鳥が浮いている。カルガモとは違うように見える。車を進めてみると、その多くはマガモだった。





 頭を掻くマガモ。安心感のある、のんびりした空気が辺りを覆っているようだ。



 車を降りてみた。空気が一変する。10羽程のマガモが飛び立った。フロントページの写真だ。
車は平気なのだが、人の気配には敏感なのだ。


 少し離れて着水したマガモたち。先ほどのカルガモの近くだ。各々に水面を滑り始める。



 マガモさん、カルガモさん、こんにちは、というところか。
左向き手前のマガモの横に並んでいるのはカルガモ、その2羽をメスのマガモが出迎えているように見える。


 この池お馴染みの水鳥は、キンクロハジロとカイツブリだ。カイツブリの姿は確認できなかったが、キンクロハジロが池の中央部に向かって水面を滑る。






 頭の赤い(茶色)この鳥は何カモと思いながらシャッターを押す。





 図鑑で調べると、カモではない。ホシハジロという水鳥だった。
言われれば、白い羽やくちばしの様子など、キンクロハジロと共通する点が見つけられる。


 水鳥の動きを水面に突き出た枯れ木の上からカワウが見つめる。



 写真のカワウは上を向いた瞬間で、うまく構図にはまらないが、さながら海水浴場の安全監視員といったところか。
水面の水鳥の安全に気を配っているのだろう。
現実にはそんなことはないだろうが、そんな物語を創作しておきたい。

 同じ場所にとどまるカワウは、右に、左に視線を泳がせる。




 水面のカモたちの中に、特徴的な尾羽を見かけた。
オシドリだ。
とりあえずシャッターを押してみた。



 慌てていたため露出等が適性を欠く。
池と道路を隔てる木立で見えなくなった。追いかけてみた。
しかし、見つけることができない。どこかに隠れてしまった。

 この池でオシドリを見かけるのは2度目。昨年1度見ている。
再開したいものだ。


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