症状改善か

　退院から自宅療養に切り替わって5日目、左顔面麻痺の初診から11日目が過ぎようとしている。

　プレドニンの大量医師の投与による免疫系の低下と退院時に最悪の評価であったことからストレスを避けるためとの主治医の指示で、今日から始まったいわき市議会2月定例会の代表質問は欠席した。開会日に続くものとなるが、市議会議員となって13年、議会を欠席するのは初めてのことだ。早く症状を改善させ、残りの定例会をしっかり努めたい。

　今日の本会議はネット、継で聞いていた。途中、だいぶ聞き逃しているが、聞いた中に本市産農産物に拒否感を持つ人は、アンケートでは約1割まで減ってきたものの固定化しつつあるとの答弁があった。今後も検査等でデータの発信を続け、2000人に達した野菜アンバサダーにも情報発信をしてもらう旨が語られた。

　ちょうど新復興論を読み終えたばかり。拒否感を持つ人を克服するのではなく、うまいものを作れば多くの人が手に取るようになる。この指摘はその通りと思う。とすると、市の取り組みの基本方向は、同じ方向を向いている。ようは、うまいを支えるためにどれだけのことをできるかということになる。そんなことを考えながら答弁を聞いた。

　新復興論に続いて「国家への道順」（柳美里著、河出書房新社刊）を読み始めた。サイン入りだ。鹿島ブックセンターでサイン入りでの状態で販売していたのだ。月間イオの連載に加筆しまとめた書。韓国籍を持ち、日本で育って日本語しか話せなかった著者だからこその問いかけが、ここにはあるのだろう。続きが楽しみ。

　さて、左顔面麻痺の状態が改善している実感がある。だいたい、麻痺では、全体としては無表情、部分としては、額を持ち上げられないためしわが寄らない、左目が瞬きをしていない、ウインクができない、右目と一緒にしか目をつぶれない、小鼻をひくひく出来ない、口唇が動かないため開いた口がゆがむ、というような症状となる。

　入院時の評価は40点満点中22点、退院時で10点、8点以下が完全麻痺という判定になるという。退院後、少しずつ改善しているという感覚はあり、昨日は左の頬に意識して力を入れかめられるような感じがしていた。意識して半分までしか閉じられなかった左目が3分の2程度は閉じた。左口唇も多少は動いた。今日は、明確に左頬をしかめることができる。ともなって左目も3分の2まで閉じ、左口唇も明確に持ち上がる。

　何はともあれ、改善の兆候が明確になっているのは喜ばしい。