伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

応急措置講習

2012年12月21日 | インポート
 20日いわき市議会で、緊急時の応急処置講習会が開かれ、胸部圧迫、人工呼吸、そしてAED(自動体外式除細動器)の使用方法などについて訓練を受けました。実は今回が2回目で、2012年に1度受講し、修了証まで受領しています。しかし、ほとんど忘れています。繰り返しの訓練こそ、いざの際に力になるということをつくづく感じました。

 まず胸部圧迫の方法はおおよそ次の通り。
 急病人が倒れている周辺の安全確認後、患者のそばに寄り、肩などを叩きながら「分かりますか」と声をかけ意識の有無を確認します。意識がなければ、周囲の人に、119番通報とAEDを持ってきてくれるよう、個人を特定して依頼します。次に口に耳を向けながら、胸及びお腹の収縮の有無を確認することで呼吸があるかどうかを確認。呼吸がなければ胸部圧迫に入ります。

 胸部圧迫は、胸の中間点であり乳首の間の少し下、心臓付近に手の付け根を当てて、大人で5cm程胸を押しこみもとに戻す作業を30回繰り返します。押しこむ速さは1分間に100回以上の速度です。

 胸部圧迫を30回した後は、人工呼吸を行います。

 まず片手を額の生え際当たりに当てて押し下げ、同時に別の片手をあごに当てて持ち上げ気道を確保します。次に額の側の手で鼻をつまみ、急病人の口を覆うように自分の口を当て、息を1秒間づつ2回吹き込みます。この時、胸がふくらむことも確認します。

 人工呼吸は10秒以内に終え、再び胸部圧迫を30回行います。後は救急車が到着するまで、胸部圧迫と人工呼吸を繰り返します。人工呼吸ができなければ胸部圧迫だけでも実施します。1人で実施できるのは、5セット約2分間。これを過ぎると、押し込みが不足したり、テンポが遅くなったり、十分な胸部圧迫が出来なくなるので、誰かに代わってもらうのがベターです。

 以上のような作業を行なっている中で、AEDが到着したら、持ってきた方がAEDを使えるかを確認、使えないようなら代わって胸部圧迫をしてもらい、自分がAEDを操作することになります。

 AEDはケースを開いたら最初に行うのは電源を入れること。次に電源のパットを右肩口と左脇下に貼りつけ、機械の支持に従い、通電し、心臓に刺激を与えます。必要ならば再び胸部圧迫に移っていきます。

 以上覚書のようなものですが、こうして見ると、訓練を積むことでこそ、いざの際に大きな力を発揮できるように感じます。

 でも一番良いのは、こうした施術が必要ないようにすることでしょう。健康と事故には十分気を付けて、生活していきましょう。


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