伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

平和行進が市、市議会議長と懇談

2017年06月28日 | 平和・戦争
 現実の戦争で核兵器による被害を受けた広島・長崎に向けて、核兵器の廃絶を求めて歩き続ける国民平和大行進が、昨日いわき市入りし、今日はいわき市役所で、市と市議会議長に要望書を提出し懇談しました。席上、いわき市としての行進ペナントなどが実行委員会に引き渡されました。



 要望事項は、中学生の長崎派遣事業の継続や、原爆パネルの展示、戦争と平和に関する資料の収集保管を担う平和資料センターの設置、被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名への賛同と積極的な対応などを求める内容です。

 市との懇談では、いわき市の総務部長が対応し、中学生派遣事業が今年度も実施されることや、原爆パネルの展示を今年度は、本庁舎市民ロビー、保健福祉センターロビー、総合図書館の3か所(期間は8月の初めから同16日まで)で実施することなどを回答しました。



 一方、平和資料センターについては、戦争遺品の所有権の整理や保管場所、予算措置などに問題があり、例年通り困難との回答。平和行進実行委員会のメンバーは、いわき市立平第一小学校に、平空襲の記念碑があり、これと併せて空き教室などを活用しながら、保管・展示を実施することなどを求めました。

 また、被爆者国際署名にいわき市として昨年署名しており、その推進については、非核平和宣言都市協議会や平和市長会の一員として他市の動向をみながら協力したいとしました。

 引き続き市議会をたずね、いわき市議会議長と懇談しました。



 議長には、いわき市への要望事項について、実現のために議会としての尽力を求めました。この中で、日本が開催中の核兵器禁止条約国連会議で条約の締結の方向が強まっていることにふれ、この条約の日本批准を推し進めるのは署名だとして、議会としての取り組みを求める意見が出されました。

 議長は、平和と核兵器廃絶への気持ちは一緒だが、私の一存では言えないとしながら、意見を「真摯に受け止め各会派に伝えたい」としました。

 また、署名を行政区を通じて回覧できるように、議会として後押しすることを求める意見が出されました。

 行政区の回覧は市側の業務の範疇なので、市議会としては要望することしかできない内容ですが、議長はこの意見を受け止める旨の回答をしました。

 議長からは、国際署名とともに、ペナントなどが行進実行委員会に手渡されました。



 また、行進団は、今度の行進で初めて独自に作成したヒロシマ型原爆の模型を披露していることを紹介し、「ぜひ見てほしい」と要請。議長は議会棟前で、行進団といっしょに行進する原爆模型を見学していました。

 この後、平地区の平和行進が市役所をスタート。JRいわき駅前まで更新しました。





 明日は、10時に常磐地区、昼時間帯に小名浜、午後に勿来を行進し、茨城県に引き継がれる予定です。

 私は、勿来地区で行われる、JRいわき駅前の署名活動や同駅から勿来市民会館までの平和行進に参加することにしています。 


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