伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

議会準備

2015年03月15日 | 日記
 背中の打撲の痛みが続いていることもあり、昨日から今日は、一時見舞いに出かけたほかは議会準備に費やした。

 明日の常任委員会で審議される議案を眺めて、最終日に行う討論の準備。ねちねちと書いていたら約9,000字、原稿用紙にして約22枚になってしまった。明日、追加提案になる議案の説明があるが、これに反対する議案があれば、30分の制限がある討論には少し厳しい分量かもしれない。

 ニュースをみていたら追悼式で追悼の辞を述べた宮城代表の19歳の女の子(女性と呼んだ方がいいのか、微妙な年齢だな)の言葉が胸をうった。

 震災の日は中学校の卒業式、終えて自宅に帰ったところで震災が発生、自宅にいた家族とともに津波に流されてしまったようだ。運良く流れついた瓦礫の上で、名前を呼ぶ声が聞こえてきたので、どかして見るとお母さんがいたのだという。

 釘や瓦礫が刺さり、瓦礫に挟まれ変わり果てた姿の母を救おうと瓦礫をどけてみたが、自分一人ではとてもできなかったという。周りでは押し寄せた海水が渦をまいていた。

 このままでは自分も助からないと思い、「お母さん行くね」と声をかけると「行かないで」と言われた。「ありがとう。大好きだよ」と声を残して、泳いで、近くの小学校に逃れたのだという。

 後にその時の事を思い出すと、切なくなるというが、前向きに頑張っている人たちに励まされているのだという。

 本当に切ない体験だと思う。これからもがんばってほしい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿