東電福島第1原発の港湾外で「セシウム濃度が急上昇」。今朝の朝刊が伝えました。福島民報は記事のリードで次の要書きました。
「東京電力は5日、福島第一原発の港湾外にある5、6号機放水口北側の海水で、セシウム137(法定放出基準90ベクレル)が1リットル当たり22ベクレル検出されたと発表した。同港湾外の南放水口付近でも同12ベクレルを検出。いずれも法定放出基準を下回るが、前回計測結果の約33倍から13倍に急上昇した。東電は、4日未明の大雨で放射性物質を含んだ土砂が港湾内外に流出したとみている。」
はっきりしているのはIOC総会での安倍首相の発電。記事も次のように指摘します。
「安倍晋三首相は昨年9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会以来、『汚染水の影響は港湾内0・3平方キロの範囲内で完全にブロックされている』とアピールしてきた。今回、港湾外で放射性物質濃度が上昇し、首相発言との整合性があらためて問われそうだ。」
記事がいうように「整合性」は問わなくて良いので、IOC総会での発言通り、しっかりと事故をコントロールするために、国の取り組みも強めてほしいものです。現場では、土木工事による死亡事故まで起きています。つい先だって判決が下った二本松市発注の土木工事で、穴が崩れて死亡した事故と同様のケースのようです。こうした教訓が、現場で活かされていないのが残念です。
さて雨上がりの6日、日曜日は日が差し始めたものの、肌寒い1日でした。しかし、近所で今年初めてのツバメをみました。
昨日、「原発と人権」集会で福島大学に行った折に、福島市松川で見てきましたし、遠野町深山田では3月31日に初見というフェイスブックの投稿もありましたが、私にとっては初見。今年も我が家の巣で子ツバメが巣立ってくれるのか、興味津々です。
午後から、買い物ついでに北茨城市の茨城県天心記念五浦美術館に足を伸ばしました。開催していたのは「生誕100年佐藤太清展」でした。
実はよく知らない作家ですが、いややっぱり生の絵は良いですね。心ひかれる作品が何点もありました。基本は写実的な絵ですが、写真のリアルさとは違います。省略であったり、絵の具の重ね方だったりで、また構図であったり、様々な要素で絵に深みを与えてくれます。近から遠に立ち位置を変えると、その絵の中に自然の深みや、ある一瞬の光の加減が浮かび上がるようです。その効果を生み出す要因は、構図であったり、省略であったり、また絵の具の重ね方だったり。そこを計算し尽くして、作家の受けた心象の景色を見せてくれるのが、作家の力量なのでしょう。良い物を見た気がします。
図録に掲載された心ひかれた作品の一つですが、やっぱり生の作品の色、醸し出す雰囲気は違います。機会があれば、足を運んでみるのも良いかもしれません。いまなら帰り際には勿来の関で桜見物もできます。写真は山田川ほとりのソメイヨシノです。
「東京電力は5日、福島第一原発の港湾外にある5、6号機放水口北側の海水で、セシウム137(法定放出基準90ベクレル)が1リットル当たり22ベクレル検出されたと発表した。同港湾外の南放水口付近でも同12ベクレルを検出。いずれも法定放出基準を下回るが、前回計測結果の約33倍から13倍に急上昇した。東電は、4日未明の大雨で放射性物質を含んだ土砂が港湾内外に流出したとみている。」
はっきりしているのはIOC総会での安倍首相の発電。記事も次のように指摘します。
「安倍晋三首相は昨年9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会以来、『汚染水の影響は港湾内0・3平方キロの範囲内で完全にブロックされている』とアピールしてきた。今回、港湾外で放射性物質濃度が上昇し、首相発言との整合性があらためて問われそうだ。」
記事がいうように「整合性」は問わなくて良いので、IOC総会での発言通り、しっかりと事故をコントロールするために、国の取り組みも強めてほしいものです。現場では、土木工事による死亡事故まで起きています。つい先だって判決が下った二本松市発注の土木工事で、穴が崩れて死亡した事故と同様のケースのようです。こうした教訓が、現場で活かされていないのが残念です。
さて雨上がりの6日、日曜日は日が差し始めたものの、肌寒い1日でした。しかし、近所で今年初めてのツバメをみました。
昨日、「原発と人権」集会で福島大学に行った折に、福島市松川で見てきましたし、遠野町深山田では3月31日に初見というフェイスブックの投稿もありましたが、私にとっては初見。今年も我が家の巣で子ツバメが巣立ってくれるのか、興味津々です。
午後から、買い物ついでに北茨城市の茨城県天心記念五浦美術館に足を伸ばしました。開催していたのは「生誕100年佐藤太清展」でした。
実はよく知らない作家ですが、いややっぱり生の絵は良いですね。心ひかれる作品が何点もありました。基本は写実的な絵ですが、写真のリアルさとは違います。省略であったり、絵の具の重ね方だったりで、また構図であったり、様々な要素で絵に深みを与えてくれます。近から遠に立ち位置を変えると、その絵の中に自然の深みや、ある一瞬の光の加減が浮かび上がるようです。その効果を生み出す要因は、構図であったり、省略であったり、また絵の具の重ね方だったり。そこを計算し尽くして、作家の受けた心象の景色を見せてくれるのが、作家の力量なのでしょう。良い物を見た気がします。
図録に掲載された心ひかれた作品の一つですが、やっぱり生の作品の色、醸し出す雰囲気は違います。機会があれば、足を運んでみるのも良いかもしれません。いまなら帰り際には勿来の関で桜見物もできます。写真は山田川ほとりのソメイヨシノです。
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