市議会7月臨時会が予定されていますが、その議案の説明がありましたので紹介します。記事は市議団が発行する議員だよりのもので、溝口民子議員と記事を担当しました。補正予算には震災と原発事故の復興に関する予算が計上されています。
いわき市議会7月臨時会が、7月30日に予定されており、提出する議案の説明を受けました。いわき市が国に申請をしていた東日本大震災復興交付金による事業が承認されたことなどから招集されました。提案されるのはこれらの事業を盛り込んだ補正予算案2件、復興事業にかかわる委託契約の変更議案が2件、合計4件です。主な内容は以下の通りです。(報告、溝口民子・伊藤浩之)
●一般会計補正予算案
第9次東日本復興交付金約17億円、福島再生加速化交付金事業約7億円、市政執行事業約4億円の合計約28億円が補正されます。主な事業は次の通りです。
□災害公営住宅整備事業費
災害公営住宅として予定している内郷雇用促進住宅の買い取りを実施する他、小名浜災害公営住宅に駐車場を整備します。
予算額・3億5900万円。
□(仮称)なこそ子ども元気パーク屋内施設等整備事業費
子どもの運動の機会を確保するため植田町後宿公園に屋内運動施設「(仮称)こども元気センター」を整備し遊具等を更新します。
予算額・5億1714万円。
□都市公園整備事業費
松ケ岡公園に芝生広場等を整備し、遊具等を更新するものです。
予算額・約1億6651万円。
□仮置き場等放射線量常時監視事業費
除染作業にともない設置される仮置き場等に対して、放射線量の常時測定装置を整備し、放射線に対する住民の不安解消を図るものです。市内30ヵ所に33台の設置を予定しています。
予算額・約1479万円。
□自家消費用作物非破壊式モニタリング事業費
市内14カ所で実施される自家消費用作物のモニタリングで、新たに非破壊式検査機器を設置する事業費です。
これまでは1㎏(参考値による測定では500g)を細切れにして測定していましたが、非破壊式は丸ごとで検査(福島市は必要量を700gから3㎏で実施)できるため、少量の食材でも容易に検査に持ち込めるメリットがあります。いわき市では14台を設置し、今回の予算額は本年11月から来年3月までのリース費用です。
予算額・約1428万円。
□大雪農業災害特別対策事業費
今年2月の大雪で被災した農業用施設の復旧等に係る経費を補助するものです。約700件が対象で、すでに復旧した農業者にも適用されます。
予算額は約3億7088万円。
●土地区画整理事業特別会計
震災復興土地区画整理事業で移転対象者の動産を収容する仮設倉庫を5地区に設置する予算などが計上されました。
補正額・約6億1825万円
● 事業委託契約の変更
昨年7月の臨時議会で議決された「薄磯震災復興土地区画整理事業」及び「豊間震災復興土地区画整理事業」の進捗を図るため、高台造成や交流目的広場の整備等を前倒し実施します。
契約金額は、薄磯で約14億円の増額で変更後の契約額は約48億8912万円、豊間で約22億円の増額で約76億4699万円です。
いわき市議会7月臨時会が、7月30日に予定されており、提出する議案の説明を受けました。いわき市が国に申請をしていた東日本大震災復興交付金による事業が承認されたことなどから招集されました。提案されるのはこれらの事業を盛り込んだ補正予算案2件、復興事業にかかわる委託契約の変更議案が2件、合計4件です。主な内容は以下の通りです。(報告、溝口民子・伊藤浩之)
●一般会計補正予算案
第9次東日本復興交付金約17億円、福島再生加速化交付金事業約7億円、市政執行事業約4億円の合計約28億円が補正されます。主な事業は次の通りです。
□災害公営住宅整備事業費
災害公営住宅として予定している内郷雇用促進住宅の買い取りを実施する他、小名浜災害公営住宅に駐車場を整備します。
予算額・3億5900万円。
□(仮称)なこそ子ども元気パーク屋内施設等整備事業費
子どもの運動の機会を確保するため植田町後宿公園に屋内運動施設「(仮称)こども元気センター」を整備し遊具等を更新します。
予算額・5億1714万円。
□都市公園整備事業費
松ケ岡公園に芝生広場等を整備し、遊具等を更新するものです。
予算額・約1億6651万円。
□仮置き場等放射線量常時監視事業費
除染作業にともない設置される仮置き場等に対して、放射線量の常時測定装置を整備し、放射線に対する住民の不安解消を図るものです。市内30ヵ所に33台の設置を予定しています。
予算額・約1479万円。
□自家消費用作物非破壊式モニタリング事業費
市内14カ所で実施される自家消費用作物のモニタリングで、新たに非破壊式検査機器を設置する事業費です。
これまでは1㎏(参考値による測定では500g)を細切れにして測定していましたが、非破壊式は丸ごとで検査(福島市は必要量を700gから3㎏で実施)できるため、少量の食材でも容易に検査に持ち込めるメリットがあります。いわき市では14台を設置し、今回の予算額は本年11月から来年3月までのリース費用です。
予算額・約1428万円。
□大雪農業災害特別対策事業費
今年2月の大雪で被災した農業用施設の復旧等に係る経費を補助するものです。約700件が対象で、すでに復旧した農業者にも適用されます。
予算額は約3億7088万円。
●土地区画整理事業特別会計
震災復興土地区画整理事業で移転対象者の動産を収容する仮設倉庫を5地区に設置する予算などが計上されました。
補正額・約6億1825万円
● 事業委託契約の変更
昨年7月の臨時議会で議決された「薄磯震災復興土地区画整理事業」及び「豊間震災復興土地区画整理事業」の進捗を図るため、高台造成や交流目的広場の整備等を前倒し実施します。
契約金額は、薄磯で約14億円の増額で変更後の契約額は約48億8912万円、豊間で約22億円の増額で約76億4699万円です。
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