伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

いわき市議会6月定例会一般質問番外編 / 保育士正規化で読み落とした発言原稿

2016年06月21日 | 市議会
 いわき市議会6月定例会の一般質問は、少し発言が長引いてしまい。時間が押せ押せになってしまいました。2月定例会も同じ時間(60分)での質問だったのになぜか。質問項目が2月より多かったのに、途中の発言が長すぎたことが原因か・・。国保のところも、公民館のところもしゃべりすぎ、なんて指摘を受けたりもしていました。

 このため用意した発言原稿も、先を急ぐために飛ばしたり、時間切れで発言できなかったり。そんな悲惨な目にあった原稿たちを紹介しておきます。

 まずは、保育士の正規化にかかわる問題で、なぜ保育士が確保されないか、その原因にかかわる部分で、正規職員の募集状況を確認する質問の後に発言するつもりだったものです。



 応募状況を考えれば、待遇さえきちんとしていれば、保育の仕事に携わりたいと考えている有資格者はいるということだと思います。にもかかわらず、初めに伺ったようなことで正規の保育士を増やしていない結果が、現在の保育士不足につながっているのではないでしょうか。

 先ほど保育士の待遇の悪さが保育士となる進路の選択を妨げているのではないか、という危惧を申し上げました。

 実際どうなんだろうと思って調べてみました。

 そうすると、植草学園大学発達教育学部准教授の広瀬由紀さんという方が千葉県内の3つの高校の生徒に調査して「高校生が抱く保育士のイメージと職業選択の基準」という調査報告書を書いていました。

 この中では、保育士という人に対しては親しみやすい、道徳的、話しやすいなど肯定的なイメージを持ちながら、保育職という職業には、地位が高いと考えていない人が平均値以上にいるなど、どちらかというとマイナスのイメージを持っていることが浮き彫りになっていることや、保育士を希望する生徒は、「子どもが好き」「やりがいのある仕事」などを理由にあげる一方、希望しない生徒の理由は他にやりたい仕事があるが8割をこえて断トツに多いのですが、仕事が大変そうと2割以上が答え、給料が良くないと考えている人も1割程度いることなども明らかになっています。

 こうした結果から見ると、やはり保育士の仕事をその厳しさや社会的な使命の観点から考えて、もっときちんと評価した待遇にしていくことが求められていると思います。




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