いわき地区高等学校PTA連合会の総会が開かれた。この4月まで務めた福島県立いわき光洋高等学校PTAの会長のあて職で監査をしていた。最後のお努めで監査報告を行い、無事任務終了。総会終了後には、3年間PTA役職を全うしたことから表彰までしていただいた。「教育に対する高い見識と真摯な情熱を傾け」と身に余る言葉をいただいた。
表彰者を代表して謝辞の機会をいただいて、次のように話した。
謝辞
先ほどは身に余るお言葉で表彰していただきありがとうございます。僭越ではございますが、表彰者を代表して一言御礼をさせていただきたいと思います。
私は中学校、高校と6年間、PTAの役員を務めさせていただきました。息子が中学校を卒業して、高校に入学した時、これでPTA役員はおしまいと思っていたのですが、裏名簿が回っていたらしく、当時PTAを担当していた高校の先生からお電話をいただき、しかも、まだ了承する前から役員をすることになっていたようで、そんなこんなで3年間役員を務めさせていただき、貴重な体験をさせていただきました。
特に、昨年3月11日の東日本大震災と、続く原発事故。日常のPTA活動が出来なくなる中で、非日常であっても、できるだけ子どもたちに何かの貢献をしてあげようと、たまたま今度会長となって下さった方がいわき交響楽団の関係者で、提案をいただいて交響楽のコンサートをしようとなった。光洋高校の周辺には仮設住宅がたくさんありまして双葉郡からの避難者も多数いる。それならばこの避難されたみなさんにも聞いていいただこう。それなら炊き出しも必要だね。結果的にこの企画は、学校側との協議で実行はできなかったのですけれど、日常に縛られずに役員の中で知恵と力をだして検討し、計画を練り上げることができたことは、この3年間の最良の思い出となったと思います。あらためて関係者のみなさまに感謝を申し上げたいと思います。
結びになりますが、学校の被災もそうですが、避難生活の中から学校に通っている子どもたちが多数いる中で、PTAの役割はいっそう重要になると思います。各校のPTAのみなさまにさらなるご活躍を、またいわき地区高等学校PTA連合会の発展を心から祈念をして、御礼とさせていただきます。
昨年は、多くの子どもたち全国各地から招待をいただいて、一時的にいわきを離れて生活した。ある地方の方から、いわきの子どもたちがこう評価されたという話を聞いた。「いわきの子どもたちは、基本的生活習慣が育っていないですね」。基本的生活習慣は、中学校くらいまでに身につけさせる必要があり、それは親の責任でもあるというのだ。
家庭での教育は、もちろん大切だ。でもその前に「いわきの子ども」と十把一絡げに言われるのはどうだろう。
毎月、入遠野中学校の「葛の葉だより」を届けていただく。最新、5月17日付けに「修学旅行(鎌倉)で出会った方からのお手紙」という記事があった。手紙の抜粋だ。

「かながわ歴史の会」という団体に所属し、昨年、脳梗塞で左半身麻痺と言語障害で入院した方が、退院後リハビリをしている中、歴史散策で鎌倉に行って、仲間と別れ立ち往生した折に、修学旅行中の入遠野中の生徒達が「途中までで良いですから」と辞退をしても、「まだ少し時間がありますから」と最後まで介助してくれたおかげで、仲間と出会うことができたというのだ。
記事の中で 「こんにちは」「ありがとう」など基本的生活習慣の有無には触れていないが、こういう子どもたちが挨拶などをできないはずはない。子どもたちは子どもたちで、それぞれに一生懸命がんばっている。十把一絡げの評価というのは、ちょっといただけない。
総会と懇親会が終了し、外に出ると雨は上がっていた。朝、雨の中で愛犬の散歩をしていると、アヤメが咲いていた。雨にアヤメは良く似合う。
表彰者を代表して謝辞の機会をいただいて、次のように話した。
謝辞
先ほどは身に余るお言葉で表彰していただきありがとうございます。僭越ではございますが、表彰者を代表して一言御礼をさせていただきたいと思います。
私は中学校、高校と6年間、PTAの役員を務めさせていただきました。息子が中学校を卒業して、高校に入学した時、これでPTA役員はおしまいと思っていたのですが、裏名簿が回っていたらしく、当時PTAを担当していた高校の先生からお電話をいただき、しかも、まだ了承する前から役員をすることになっていたようで、そんなこんなで3年間役員を務めさせていただき、貴重な体験をさせていただきました。
特に、昨年3月11日の東日本大震災と、続く原発事故。日常のPTA活動が出来なくなる中で、非日常であっても、できるだけ子どもたちに何かの貢献をしてあげようと、たまたま今度会長となって下さった方がいわき交響楽団の関係者で、提案をいただいて交響楽のコンサートをしようとなった。光洋高校の周辺には仮設住宅がたくさんありまして双葉郡からの避難者も多数いる。それならばこの避難されたみなさんにも聞いていいただこう。それなら炊き出しも必要だね。結果的にこの企画は、学校側との協議で実行はできなかったのですけれど、日常に縛られずに役員の中で知恵と力をだして検討し、計画を練り上げることができたことは、この3年間の最良の思い出となったと思います。あらためて関係者のみなさまに感謝を申し上げたいと思います。
結びになりますが、学校の被災もそうですが、避難生活の中から学校に通っている子どもたちが多数いる中で、PTAの役割はいっそう重要になると思います。各校のPTAのみなさまにさらなるご活躍を、またいわき地区高等学校PTA連合会の発展を心から祈念をして、御礼とさせていただきます。
昨年は、多くの子どもたち全国各地から招待をいただいて、一時的にいわきを離れて生活した。ある地方の方から、いわきの子どもたちがこう評価されたという話を聞いた。「いわきの子どもたちは、基本的生活習慣が育っていないですね」。基本的生活習慣は、中学校くらいまでに身につけさせる必要があり、それは親の責任でもあるというのだ。
家庭での教育は、もちろん大切だ。でもその前に「いわきの子ども」と十把一絡げに言われるのはどうだろう。
毎月、入遠野中学校の「葛の葉だより」を届けていただく。最新、5月17日付けに「修学旅行(鎌倉)で出会った方からのお手紙」という記事があった。手紙の抜粋だ。

「かながわ歴史の会」という団体に所属し、昨年、脳梗塞で左半身麻痺と言語障害で入院した方が、退院後リハビリをしている中、歴史散策で鎌倉に行って、仲間と別れ立ち往生した折に、修学旅行中の入遠野中の生徒達が「途中までで良いですから」と辞退をしても、「まだ少し時間がありますから」と最後まで介助してくれたおかげで、仲間と出会うことができたというのだ。
記事の中で 「こんにちは」「ありがとう」など基本的生活習慣の有無には触れていないが、こういう子どもたちが挨拶などをできないはずはない。子どもたちは子どもたちで、それぞれに一生懸命がんばっている。十把一絡げの評価というのは、ちょっといただけない。
総会と懇親会が終了し、外に出ると雨は上がっていた。朝、雨の中で愛犬の散歩をしていると、アヤメが咲いていた。雨にアヤメは良く似合う。
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