伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

共立病院モデルルームを内覧

2015年10月27日 | 市政
 選挙用のポスターの色調への要望が、やっぱり言葉だけでは伝わらない。直接、資料も作って説明して最終的な発注を終え、議員だよりの原稿書き。テーマは敬老会と介護保険。書き終えた原稿は後日アップしたいと思います。

さて総合磐城共立病院の建て替え事業がすすんでいますが、病室等のモデルルームが完成したと案内があり、拝見してきました。

この機会なので、建て替え事業にともない病院から離れた保健福祉センター脇に設けられた仮設駐車場から病院までを結ぶシャトルバスを利用してみました。

 これがなかなか快適でした。駐車場に車を停め、停留所からバスに乗り込みます。設けられた待合室には診療の受付機も設けられ、ここで受付をすれば受信する外来に直行できる仕組みになっており、この時も一組の患者が受付を済ませていました。



 さてバスにのり約5分。病院の正面玄関のそばにもうけられた停車場で降車します。バスは10分おき程度で運行していますから、待たされていらいらすることもありません。

 以前、協立病院の駐車場に入るには、場合によっては入場まで車が列をなし、入場した後は混んだ駐車場の中で空きスペースを探し、狭いスペースに恐る恐る駐車、場合によっては入り口まで結構な距離を歩くことになりました。

 シャトルバスでは、駐車にストレスもなく、しかも入り口のすぐ近くに降車できるため、以前よりずっと快適に利用することができるのです。

 そんなことを思いながら、モデルルームを見学しました。

 見た感想は一口で「ホテルのよう」でした。

 まず外観ですが、建物が集約された結果、駐車場を広くとることができ、現在の共立病院のゴミゴミした雰囲気から一転しています。



 そして、建物に入るとシックに統一された内装が落ち着いた雰囲気を醸しだしています。



 写真に移されたパネル左側上がエントランスホールで、ここに案内が置かれます。このホールの並びには300席程度のホールが設けられ、大規模災害時にはエントランスホールとともに、傷病者を受け入れられるよう、酸素吸入装置を設置するなど必要な装備がされることになるといいます。

 病棟の西側や東側は設置されたパネルの色で識別されるようにされ、各診療科に対応する壁紙は、その診療科毎にふさわしい色合いの物を使うといい、画一的な空間にならないよう配慮をしていく考えのようでした。

 さて病室のモデルルームは個室と4人部屋が用意されていました。

 個室には洗面器とトイレが装備され、ソファを広げるとベッドになるなど、付き添いの家族にも配慮した準備がされていました。



 4人部屋は洗面器が装備されています。メディカルコンソールには、必要な患者にはカメラが設置され、ベッドの上の患者に異常が生じた際などを察知し、スタッフに伝達することができるようにされるといいます。

 

 ここで気にかかったのが照明の照度。落ち着いた程度の照度なのですが、若干暗い感じもします。この明るさの程度はスタッフの作業に影響しないのだろうか。これでも明るすぎるなど様々な意見があるようで、今後、様々な意見を聞きながら、最終的な判断がされるということでした。

 また4人部屋には2から3室に1ヶ所のトイレが用意されるといいます。トイレは車イスの患者が十分に利用できる広さで作られます。

 この他、産婦人科や感染症の患者を受け入れる病室の一部には、ユニット式のシャワ-トイレが用意されています。



 ただ、最終的な設計はまだ固まっておらず、モデルルームの見学者やスタッフの意見を反映させた施設とするよう、アンケートをとりながら設計に反映させていくのといいます。

 内覧をして見て、建物や病室から受ける印象は“ホテル”でした。こんな所に泊まってみたい、という声もでるほどです。落ち着いた環境の中で療養することが治療にプラスの効果となって発揮されることを願うものです。

 でもここは病院。泊まるということは病気になるということです。

 病院のシックさに見とれて、病気を発症することがないよう心から願うものです。 


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