日中はまだまだ酷暑ですが、朝晩は涼しくなりました。
ツバメが電線にズラッと並んでいます。
尾がまだ短いから巣立ったばかりのツバメでしょうか。
長旅に備えてトレーニング開始してるようにも見えます。
ふと、子供の頃に母が語ってくれた、ツバメとスズメの話を思い出しました。
『むかーしむかし、スズメの親が病気になりました。
今にも死にそうでした。
スズメは知らせを聞くと、取るものも取り敢えず駆けつけ、
一生懸命に看病したから、スズメの親は元気になりました。
神様は親孝行なスズメを大層誉めて、
「スズメは人間の作った美味しい米を食べてもよい」
と、ご褒美を下さいました。
今度はツバメの親が病気になりました。
ツバメは、知らせを聞いてもオシャレに時間を掛けて
直ぐに帰らなかったから、ツバメの親はとうとう死んでしまいました。
神様は怒って言いました。「ツバメは今後一切、虫しか食べてはならぬ」
それでツバメは今でも「土喰って虫喰ってアトなに喰おかジー」と鳴いているのですよ。』
電線のツバメは、ご先祖が親不孝者に仕立てられたことなど知ってか知らずか
(多分知らない 笑)和やかに羽ばたいていました。。。