雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

思い出砂漠

2011年03月04日 | ポエム
思い出砂漠


ぼくの心は
ひでりです

笑顔も
涙も乾き砕けて
小さな砂になりそうです

ぼくには
たくさんの笑いと悲しみがあったので
砂漠がひとつできそうです
『思い出砂漠』と言うのです。

あたなにひとつお願いです
雨を降らせてくださいね
決して花を咲かせようと
思っているのではありません

(1974)




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