雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

恋占い

2011年03月19日 | ポエム


 恋占い

きみの涙は ゆきになって
真っ暗な僕の街に
降りしきる

僕は
ゆきに濡れながら
(きみはどうして泣いているの)
と、問いかける

きみの街はとても遠くで
僕の心は届かない
それにきみは
トランプ占いに
夢中だった

(1975.3.4)


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