雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

ピエロ 2

2011年03月09日 | ポエム

ピエロ 2


さみしがりやの笑顔の人は
いつもみんなとしゃべりたがる
さみしがりやの笑顔の人は
どんなときでも笑いたがる
そしてそいつは
みんなといっしょにしゃべれずに
みんなといっしょに笑えずに
みんなの笑いの中で
孤独に負けて泣いている

さみしがりやの笑顔の人は
孤独に負けて泣いてるときに
愛する人としゃべりたい
愛する人と笑っていたい

(1972.6.16)






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