雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

顔 

2011年03月11日 | ポエム


  顔

    1


やさしい顔をすると
あなたはつらい
悲しい顔をすると
あなたはせつない
知らん顔をすると
あなたはさみしい

ぼくはあなたに
どんな顔をしたらいいの

どんな顔をしたら
一番あなたは楽なのでしょう



    2


さみしそうな顔は
しないでください
ちょっぴり濡れた
あなたの目も美しいけど
ぼくは
本当に笑っている
あなたの目をみたい‥‥
無邪気で
子どもっぽい方が
似合っています
ぼくは
好きです‥‥

(1973)



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