雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

冬の雲

2013年12月02日 | ポエム
 冬の雲


肩をすぼめて
下ばかし向いて歩いているから
お前はお前で
知らん顔をして
木枯らしに吹かれて
どんどん遠ざかってしまうから
お前と口もきけないね

(1976)
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