雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

水仙1・水仙2

2013年12月27日 | ポエム

 水仙

   1
ある時ふっと
お前が好きになった
あとで気がついたけれど
それはお前が
あのひとに似ているからだと

ちっとも気取らない美しさと
可愛らしさと
それでいて
ちょっぴり意地悪く
さりげない表情をするところ

あのひとを
好きになってはいけませんか
お前を好きになったように
(1975冬~2011.12.9)






   2
お前は僕の部屋に咲き
僕はお前をみつめ
お前にたずねる
しあわせか、と
お前は空を愛している
空がお前に何を与えるというのだ
(1975冬~2011.12.9)
コメント
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