雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

冬.1

2013年12月19日 | ポエム

 冬-1


このままだと
ぼくは何枚ものコートを着て
自分をまるで隠してしまいそうです

今はもう
銀杏の葉はすっかり枯れて
いつの間にか
どこやら飛んでいってしまった‥‥

リンドウの花に見とれたのは
ずいぶん遠い日のような
それからずっと
花を見ていないような
そんな気がする‥‥

ねぇだれか
冬の花をしりませんか?
(1973)
コメント
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