雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

雪の詩

2014年01月06日 | ポエム


 雪の詩


またおれは
雪の詩をうたいたくなった
なぜなら
あなたに感動したからだ

おれは
勝手にあなたを恨み
雪解けの汚さを思った
でも
汚れちまった雪が
春になって水となり
春の花を咲かせる
力になることを
気がつかなかったんだ

雪国の人々が
冬の間、雪に閉ざされることで
春の来る喜びが増す様に

おれは
一度あなたを恨んだことで
いっそうあなたの心の美しさに
感動したのだ
ありがたいことに
女を見る目がやさしくなった
(1998.2.25~2012.1.24)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 僕は‥‥ | トップ | バタア »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ポエム」カテゴリの最新記事