<Rockway Expressより転載>
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崩壊するかユーロ圏?
◆5月31日
ギリシャから資金が逃げている。と言うより南欧から北欧に逃げているというほうが正確のようだ。PIIGSといわれた、ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペインは、アイルランドを除けば南欧諸国だ。この諸国がいよいよ揺れだしている。これにつられて中国もぜいたく品などから値下がり傾向が著しくなってきている。ようするにバブルが弾け出しているのだ。穏やかな世界は今年いっぱいと見た方がいいようだ。
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●南ヨーロッパでの投資金は完全に絶望視されている25のサイン
http://theeconomiccollapseblog.com/archives/25-signs-that-the-smart-money-has-completely-written-off-southern-europe
【5月28日 Michael Synder - The Economic Collapse】(部分訳)
金融問題を見る際には「投資金」の言う事を聞く事が重要だが、投資金がどうなっているのかを見る事はもっと重要だ。この惑星上の超富豪と金融機関を経営している者たちは、金融界で実際に起きていることに我々よりずっと精通している。しかし我々が彼らの動きを見れば、将来何が起きると彼らが考えているかを知る事のできる手がかりを得る事ができる。
現在、資金は南ヨーロッパから出て北ヨーロッパへ入っている。いくつかの大企業はギリシャで日中稼いだ金を毎晩引き出している。金融界の上層部ではギリシャのユーロ圏離脱は「不可避」とみなしている事、また残りの南ヨーロッパ諸国の多くも負け戦であると考えていることがますますはっきりしだしている。残念だが南ヨーロッパでの金融崩壊が新しい世界的不況を引き起こす引き金になるだろう。
警告となるあらゆる兆候があったのだが、2008年に金融危機が起きると考えていた者は殆どいなかった。しかしそれは起きた。今や、あらゆる兆候があるのだが、もう一回「リーマン・ブラザース」型の危機がやってくると考えるものは殆どいない。
悲しいかな、殆どの人々は間に合わなくなるまで真実に向き合おうとはしないものだ。以下は、南ヨーロッパでの投資金が完全に絶望視されていることを示す25のサインである。
1.ロンドンのロイズはユーロ圏の崩壊に対処する準備を進めている事を公式に認めている。
2.ニューヨーク・タイムズ紙によれば、世界的な法律事務所が顧客に対して全ての現金とその他の流動資金をギリシャから引き上げるアドバイスしているという。
3.CNBCによれば、多くのヨーロッパの金持ちが南ヨーロッパにある銀行から金を引き出し北ヨーロッパに送っているという。
4.フィラデルフィアの連邦準備銀行会長のチャールス・プロッサーは、連邦準備銀行はファンドに対してヨーロッパに対する投資を減らすようアドバイスしていると言っている。
5.スペイン国債の利回りは非常に重要な7%に向かっている。
6.ギリシャで操業している多くの多国籍企業は毎晩のように資金をギリシャから引き出している
7.ドイツ銀行重役ののユルゲン・フィッチェンは、公的にギリシャは「破綻国家」だと宣言した。
8.スイス中央銀行総裁はユーロ圏の崩壊にどう対処するかという問題でスイスが「アクション・プラン」を作成中だと認めた。
9.ヨーロッパ委員会は全メンバー国家に対してギリシャのユーロ離脱に対応する為のコンティンジェンシー計画(不測事態対応計画)を作成するよう督促している。
10.PIMCOのCEOのモハメド・エル・エリアンは、ギリシャがユーロを離脱する事は「恐らくは避けられない」と言っている。
11.スペインの株価は岩のように転がり落ちている。
12.スペイン銀行の帳簿にある不良債権の割合は18年間で最悪となっている。
13.25日の晩になってスペイン政府は、巨大銀行のバンキアが190億ユーロの救済が必要になるだろうと発表した。
14.スタンダート・アンド・プアーズは25日、スペインの5行をジャンク基準に格下げした。
15.ムーディーズは5月17日にスペインの16行に対する格下げを行っている。
16.テレグラフ紙によると、苦悩の中にあるヨーロッパの銀行は作成中の秘密計画の一部としてブリュッセルが掌握し支配されることになるかもしれないという。
17.ソシエテ・ジェネラルのエクイティ・ストラテジー部長のクローディア・パンセリは、ギリシャがユーロを離脱すればヨーロッパの株価は50%ほども落ちるかもしれないと警告を発している。
18.エコノミストのマーク・ファーバーは、新たな世界的不況が来る可能性は「100%」だと警告している。
19.ギリシャは市民の動向のため今経験している問題点があることをあげつらう傾向が出てきている。以下はIMFの専務理事のクリスティーヌ・ラガルデが最近のインタビューで語ったものだ。
「ギリシャに関する限り、税金をいつでも支払わずに済まそうとしている人々の事を私も考えた」
仕事がなく社会保障も受けられない人々については、「同じように考える。彼らは連帯して助け合うべき。自分たちの税金を支払う事で」
彼らの子供たちに対しては、「そうね、親に責任があるでしょ? だから親が彼らの税金を支払うべき」
20.テレグラフ紙によれば、メルケル政府閣僚の何人かが、ドイツは「底なしの穴に金を注ぎいれる」ことはしない、と語った。
21.イングランド銀行は今週、世界の中央銀行代表者らによる「秘密サミット会議」をヨーロッパの金融危機に際して開催する予定である。
22.ゼロ・ヘッジによれば、ドイツの主要新聞が、ギリシャがユーロ圏を離脱する事は「確定事項」だと報じている。
23.CNBCによれば、必要時のために、新ドラクマの印刷と配給が静かに進行しているという。
24.シティバンクのチーフエコノミストのウィレム・ブイターは、ギリシャ政府が発行するいかなる通貨も「たちまち60%下落」するだろう、と警告している。
25.ロイターは、計画メモなるものが存在し、それにはギリシャはユーロ圏からの離脱の「道を和らげる」ために、500億ユーロまでの資金を受け取れる事が示唆されていると伝えている。
もしギリシャがユーロ圏を離脱すれば、残りのヨーロッパが負担する事になる額は天文学的なものとなる。以下はジョン・モルディンの記事からのものだ。
情報に通じた人々や機関におけるヨーロッパの将来に関する議論が白熱している。ユーロ圏の崩壊は、ギリシャの離脱を許すとしてもあまりにもコストが高すぎて、起こすわけには行かないだろう。概算で1兆ユーロが、ギリシャの離脱だけでヨーロッパの銀行、政府、企業に降りかかってくる。スペインとイタリアの金利負担を持続可能レベルに維持するだけで数兆ユーロかかる。年金や保険積立金は言うまでも無い事だ。だとすれば、ギリシャの離脱のコストが1兆ユーロだとすれば、スペインやイタリアの離脱ではどれほどになるのか?
以前書いたように、ギリシャの離脱は銀行の取り付け騒ぎを引き起こし、既にスペインやイタリアで起きはじめている。
ヨーロッパの問題は単なる政府の債務問題ではない。真実は、ヨーロッパ全体の金融システムがメルトダウンの危機に瀕している事である。
残念だがこれを解決する事のできる総体的な回答は存在しないので、事態はますます悪化するばかりである。
何回もこの問題を指摘してきたように、次の経済崩壊はヨーロッパで始まるだろうが、これは世界全体に深刻な影響を与えることになる。
<転載終わり>
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今朝の新聞の一面に「ユーロ安 一時95円台」とありました。投資している人だけでなく、出張や海外旅行でヨーロッパに行く方なら95円とはずいぶん安くなったと感じると思います。以前ヨーロッパに行った時に円をユーロに交換しましたが、120円~130円くらいが多かったです。でも、昨日は何と95円でした。ギリシャのユーロ離脱の問題だけでなく、スペインの金融不安などもあって、一気にユーロが売られたようです。その影響もあって、昨日はニューヨークダウも274円下げました。かなり荒れてきていますが、またユーロやドルを大量に刷ることになると思います。
Rockway Expressさんも今年いっぱいは平穏だろうと予測されていますが、たぶんそうだと思います。副島隆彦さんが先月ひふみ農園赤城に来られた際に、私は直接副島さんに質問しました。日本及び世界経済は今年後半から崩れるのではないでしょうかと。その答えは、今年後半はぐずぐずしながらも何とかもつでしょう。本番は来年ですと言われました。あくまで予測ですから外れるかも知れません。(自分で予測するのも面白です。)
私がいつも思うのは、「自由も共産も共倒れ」、「神の国、二度つぶれたようになるぞ」という神示です。この神示はまだ実現されていませんが、いずれそうなるだろうと思っています。神の計画も多少は、ズレると神示にありますから、時期に遅い早いはあるということになります。2008年のリーマンショックでは相当のダメージがありましたが、神示にあるような「つぶれたようになる」という状態ではないことが解ります。ということは、リーマンショックなど比較にならないほどの変化が起こるということと取れます。これも良い世の中に変わるためには必要ということです。グレンと引っくり返るということは、今までの社会経済システムの基礎を残したまま、良い世の中に修正するのではなく、根底から変ってしまうということだと思います。一時的には相当の苦労があると思いますが、ミロクの世を実現するには一時的な苦労は致し方ないことです。
*今日は福島で中矢代表の講演会があります。これから東京駅でひつき仲間と合流し、新幹線で向かいたいと思います。福島県の方々が大勢参加されますので、いろいろなお話しができればと思います。福島の方々は何を想い、何を考えているのかを教えていただければと思います。何も支援などできませんが、せめて福島に行き、放射能が全く問題ないことを皆で再確認したいと思います(何度も確認済みですが)。普通の人はあまり福島に行きたがらないのですが、今日の講演会と明日の田植えには、20代、30代の若い方もかなり来てくれます。福岡やハワイから来てくださる方もいます。ただ、他の日本弥栄の会のイベントよりも参加者が少ないのは、会員の中でも放射能が怖いと思っている人もそれなりにいるということかも知れません(調べたわけではないので憶測ですが)。
今日も快晴です。いつものように、元気に行きましょう!